[ パキスタン〜シンド・パンジャーブ紀行 ]

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パキスタン・シンド州編

■シンド州の見どころ■
モヘンジョダロ(城砦地区) インダス文明最大の都市遺跡。
モヘンジョダロ(市街HS/VS地区)
モヘンジョダロ(市街DK地区)
モヘンジョダロ(博物館ほか)
タッタのマックリー・ヒル(その1) タッタに残るイスラム世界最大のネクロポリス(墓地)。
タッタのマックリー・ヒル(その2)
タッタのジャーミ・モスク ムガール帝国皇帝シャー・ジャハーンが建てたモスク。
チャウクンディ カラチ郊外に残る墳墓群。
コート・ディジ インダス文明より前の都市遺跡。
サッカル モヘンジョダロ観光の拠点。
ハーラ 織物で有名な町(ですが訪れたのはモスクのみです)。
デコトラ パキスタン名物トラックの装飾。
シンドの食事 シンド州での食べ物紹介。

ぷろろーぐ
■パキスタン・シンド州編のひとりごと■

まずはパキスタン南東部に位置するシンド州の観光。ツアー2日目、カラチの国立博物館スタートでしたが、この日がイスラム暦の最初の月「ムハラム」9日目にあたってしまったため、博物館が臨時休館。さらに、翌日のコート・ディジ・フォートもムハラム10日目との理由で入城できず、ハーラのスークもお休み。イスラムの国に訪れる時、断食月であるラマダンは意識しますが、特にシーア派が重要視するというムハラムというのは初耳でした。イスラム圏では宗教上の理由でこういったことが起こりがち(しかも月の暦は直前までわからない)と理解しつつも、その土地が一期一会と思うとちょっと心残り。でも、今回のメインスポット、モヘンジョダロは無事に入場観光ができてよかった(^o^)

不安要素だった治安については、常に複数人数の警察官が乗ったパトカーが観光バスを先導してくれ、ホテルでも警備してくれていたりしたので、とても心強かったです。明るいうちであっても、ホテルの敷地から出て散策することはしませんでした。徒歩観光の際も警察が同行してくれ、常にはぐれないよう目を配ってくれていたので、団体の最後尾になってもいつもよりかえって安心できたほどです(^^)でも、ハイデラバード(カラチの次の都市)のホテルで朝食をとっているとき、テレビから「カラチで自爆テロ」のニュースが流れていました。人懐っこいパキスタンの人々に触れたりしているとつい忘れがちなのですが、ごく少数そういう人たちもいるという現状を忘れてはいけないなぁ、とちょっと気を引き締めて、観光を続けたのでした。

ツアーバスはパトカーに先導されて走ります。
パトカーは管轄区ごとに入れ替わり立ち代わり。
これは最新の車だそうです。かっこいい〜。
撮影に応じてくれた警察のおじさん。
(穏やかな表情ですが手には長い銃をもっています.)
うしろの車がスタンダードなパトカーです。

もうひとつの懸念事項といえば「衛生状態」。モヘンジョダロ観光の拠点になったサッカルのホテルは、今まで海外旅行で見てきたさまざまなホテルの中でダントツの最低ランクでした(>_<)とにかくトイレ・風呂をはじめ汚れがひどくて、床は砂やホコリだらけ、出てくる水はちょっと土色を帯びている、備え付けのバスタオルは使う気になれない、ベッドにシーツはない(満室でシーツが足りなくて敷かれてなかったとのウワサも)。2連泊はキツイけど、これもモヘンジョダロのため...となんとか乗り切りました。しかし、モヘンジョダロはあんなに水道・下水設備が整って衛生的な都市だったのに、なぜサッカルのホテルはあんなに不衛生で使いにくいのだろう...。カラチなどの都市部のホテルは、比較的使いやすかったです。
設備面では、朝晩の寒暖差がかなりあるのに、地方のホテルではエアコンがきかず、シャワーはぬるめ。動きやすくて脱ぎ着が楽なフリースは、部屋着に大活躍でした。

ちなみにパキスタンでも、北部のフンザのほうが快適とのことですので、設備面はパキスタン北部と南部で少し差があるようですね。


歴史的建造物が並ぶタッタでは、
戦いの後へびに食いついて離れない
マングースのショーも。

モヘンジョダロも観光!
灼熱だと思っていたのに、観光開始まもなく
小雨が降り、パーカを着ていても肌寒いくらい。
曇りの間はとても歩きやすい気候でした。
日が差してくると、一気に暑くなりました。

旅行中、特にシンド州は魅力的な遺跡があるにもかかわらず、ほとんど海外からの旅行者に出会うことはありませんでした。観光地に行っても近所から遊びにきた家族連れや友達同士がほとんど。パキスタンを訪れる西洋の方々は、パキスタン北部の自然多きヒマラヤトレッキングを楽しむことが多く、南部にはなかなか来ないそうです。南アジアの遺跡に興味のある方々は、日本人でもそうですが、インドを選択するのでしょう...。

日本からパキスタンへの旅行者数は、テロが頻発する前に比べて7割減ったそうです。そんな状況なので、日本語ガイドさんの仕事が激減し、最近は中国語の通訳が増えてきているとか。日本では、パキスタン=危険な場所というイメージが先行してしまって、せっかくすばらしい観光資源があるのに、情報不十分のまま足が遠のいてしまっている状態のように感じます(実際そういうイメージが気になって、身の回りの人にはなかなか「パキスタンに行く」とは言えなかった...)。パキスタンの一面だけではなく、いろんな情報がテレビでもネットでも、バンバン発信されるようになったらいいのになぁ。


ロバ車やリキシャーは異国情緒たっぷり。 飾り立てられたトラックなしで、
パキスタンは語れません。

まずは
モヘンジョダロ(城砦地区)

ぷろろーぐモヘンジョダロ(城砦地区)(市街HS/VS地区)(市街DK地区)(博物館など)タッタのマックリーヒル(その1)(その2)ジャーミ・モスクチャウクンディコート・ディジサッカルハーラデコトラ食事

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