別館企画展:平成30年6月30日まで ♪てんこもりの風景写真で旅気分♪
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 ペルガモン博物館は、ドイツのベルリンにあります。最大の見どころは「ゼウスの大祭壇」で、ペルガモン遺跡で発掘したものを実物大で復元しています。他にも復元した大規模な展示があり、これらによって体験できる臨場感が、この博物館の魅力です。今回は、この博物館が誇る4大展示を紹介します。(撮影2013年)
 
 
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ゼウスの大祭壇(前2世紀) ※トルコ
全景(パノラマ)
 ペルガモン王国の都、ペルガモンにあった祭壇です。フリーズ(帯状装飾)には「オリンポスの神々と巨人達との戦い」、「(王家が祖先としている)テレフォスの生涯」といったテーマの彫刻群を見ることができます。
 
全景(1) 全景(2) 左方拡大
左側より望む 右側より望む フリーズ彫刻群
     
フリーズ(1) フリーズ(2) フリーズ(3)
稲妻を持ち3人の巨人と戦うゼウス アテナ(左)に桂冠を授けるニケ(右) 巨人と戦うモイラ
     
フリーズ(4) フリーズ(5) 見学風景
 テレフォスを身籠ったために、アウゲは舟で海に流される。(右上のベールを被っている女性がアウゲ)  捨てられたテレフォスは、父ヘラクレスと偶然に出会う。(右下の幼子がテレフォス)  階段は鑑賞の特等席。時間の経過とともに人が多くなる。
     
イシュタル門(前6世紀) ※イラク
全景(パノラマ)
 青色の焼成煉瓦を用いた、色鮮やかな美しい門です。バビロンにあった門(市壁の北門)を当時の姿で復元しています。イシュタルとは古代メソポタミアの女神のこと。壁面に描いている雄牛は天候神アダドの象徴であり、首の長いムシュフシュという霊獣は、バビロン市の都市神マルドゥクの象徴です。
 
全景 壁面拡大 アーチ部
左側より望む ムシュフシュと雄牛 人が小さく見える
     
壁面装飾(1) 壁面装飾(2) 壁面装飾(3)
雄牛(黄) ムシュフシュ(白) ムシュフシュ(黄)
     
 
行列通り 通りの壁面装飾  
門から神殿に至る大通りの復元 獅子(女神イシュタルの象徴)  
     
ミレトスの市場門(2世紀) ※トルコ
全景(パノラマ)
 トルコ西部の都市ミレトスにあった、市場に通じる入口の門です。ローマ時代の建築物で、壮大さから当時の繁栄ぶりを感じることができます。今は、門をくぐるとイシュタル門の展示室があります。
 
ムシャッタ宮殿のファサード(8世紀) ※ヨルダン
全景(パノラマ)
 ヨルダンのアンマン近郊にある遺跡で、宮殿の正面(ファサード)部分を展示しています。未完成のまま放置されていましたが、幾何学模様と組み合わせた緻密な浮彫が素晴らしく、高い芸術性を持った遺構です。
 
全景 浮彫(1) 浮彫(2)
左側より 動物が水を飲む(楽園の象徴) 花柄の文様は植物の葉で構成
     
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