別館企画展:平成30年10月27日まで | ♪てんこもりの風景写真で旅気分♪ 本館へはコチラ⇒ |
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※期間終了のため、画像の拡大はできません | |||||||||
メキシコシティにある、国立人類学博物館です。ここでは、中央アメリカの文化を保存、展示しています。中央アメリカには、様々な民族集団が誕生して栄えましたが、社会システムに共通点が多く、一つの文化圏として扱われます。 この博物館は、古代文明の展示が素晴らしく、これを目当てに多くの観光客が訪れます。一番人気は、「太陽の石」です。書籍でよく紹介され、おそらく世界中にレプリカがありますが、そのオリジナルがここにあります。彫の鋭さや石の質感は、レプリカでは再現が難しく、オリジナルのみが伝えることができます。 今回は、概要版として、少ない数ですが展示室毎に名品を紹介します。 ※2004年、2018年に訪問しました。 なお、joyphoto.comの「本館」では、博物館を詳しく紹介する予定(時期未定)です。 |
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⇒本館「メキシコ遺跡めぐり」へ | ※2004年の訪問(メキシコ周遊)を紹介しています。 | ||||||||
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概要 | |||||||||
正面 | 中庭 | 展示風景 | |||||||
1964年9月、チャペルテペック(バッタの丘)公園に開館しました。 | 大きな屋根を、装飾した円柱が支えます。古代の人々が渇望した水が、屋根から降り注ぎます。 | 一番人気の場所、アステカ室です。博物館の象徴ともいえる、「太陽の石」を展示しています。 | |||||||
先古典期室 ※中央高原(B.C.2500〜B.C.100) | |||||||||
魚の形をした黒色象形土器 | アクロバット像 | 生と死の仮面 | |||||||
トラティルコ | トラティルコ | トラティルコ | |||||||
美しく、愛嬌のある土器です。複製品が、土産物として売られていました。 | 墓地に埋葬された、曲芸師(神憑りの魔術師)の像です。左脚の膝の部分に、注ぎ口があります。 | 二元性の概念をもつ仮面です。一つの仮面を左右の二つに分け、生と死を表現しています。 | |||||||
テオティワカン室 ※中央高原(B.C.100〜A.D.700) | |||||||||
太陽の円盤 | ケツァルコアトル神殿 | (参考)ケツァルコアトル神殿 | |||||||
テオティワカン | テオティワカン | テオティワカン(現地) | |||||||
太陽のピラミッド前の広場で、発見されたました。中央の髑髏は、太陽の神トナティウを表します。 | ガラス繊維質素材で、実物大に復元しています。この神殿は、遺跡の建築群中、最も重要とされています。 | 雨神トラロックと、農耕神ケツァルコアトルが交互に配されています。ユニークな造形が魅力の、おすすめの場所です。 | |||||||
チャルチウトリクエ女神 | ケツァルパパロトルの宮殿 | (参考)ケツァルパパロトルの宮殿 | |||||||
テオティワカン | テオティワカン | テオティワカン(現地) | |||||||
月のピラミッド前で発見されました。安山岩を用いた像で、水の女神を表現しています。 | 柱の装飾が素晴らしい。装飾に用いている「ケツァルパパロトル」は、鳥と蝶を組み合わせた神話上の動物です。 | 中庭の風景です。月のピラミッドの近くにあり、高位聖職者の住居とされています。 | |||||||
モザイク仮面 | 埋葬用粘土仮面 | ||||||||
ゲレーロ州 | テオティワカン | ||||||||
葬礼用の仮面です。蛇灰石の仮面に、トルコ石、貝、黒曜石などで装飾してます。 | 埋葬用の粘土仮面です。蝶の形をした鼻飾りを付け、魂が出て行かないように、口を塞いでいます。 | ||||||||
トルテカ室 ※中央高原(A.D.700〜A.D.1300) | |||||||||
コヨーテの頭飾りを付けた人頭像 | 戦士像大石柱(正面) | (参考)戦士像大石柱 | |||||||
トゥーラ | トゥーラ | トゥーラ(現地) | |||||||
小さいですが、美しい像です。陶器で造った戦士像に、細かい真珠貝の断片を貼り付けて装飾しています。 | 右手に投槍、左手に槍と刀を持ちます。愛嬌のある風貌ですが、戦士の像です。 | 柱状の遺構のみで、往時を偲ぶことは難しいですが、戦士像は神殿の入口の屋根を支えていました。 | |||||||
アステカ室 ※中央高原(A.D.1300〜A.D.1500) | |||||||||
太陽の石(右側面) | 太陽の石(正面) | 太陽の石(左側面) | |||||||
メキシコシティ | メキシコシティ | メキシコシティ | |||||||
直径3.6m。1790年、メトロポリタン大聖堂の修復工事中に、地中より発見されました。 | 太陽神の周囲に、アステカの暦や今までに滅びた4つの時代を絵や記号で示します。円盤の縁は、シウコアトル(火の蛇)です。 | 現在は、メキシコ神話の第5期です。神話では、地震が原因で滅びるとされています。 | |||||||
コアトリクエ像(前) | コアトリクエ像(後) | テポナシュトレ | |||||||
メキシコシティ | メキシコシティ | − | |||||||
大地と生と死の女神です。中央に切り落とした首を付け、そこから流れる落ちる血潮を二匹のヘビで表しています。 | コアトリクエとは、「蛇の腰衣を纏った女性」という意味です。拡大してご覧ください。 | 石で表現された「横型太鼓」です。神殿の装飾品として使用しました。優れた彫刻技術を示す逸品と評価されています。 | |||||||
チョチピリ像(前) | チョチピリ像(後) | 黒曜石容器 | |||||||
トラルマナルコ | トラルマナルコ | − | |||||||
花、音楽、舞踏の神です。頭にアオサギの羽飾りの帽子を、顔には役者の仮面を被っています。 | 体に花の入墨を施し、ジャガーの毛皮を纏っています。台座は、花と蝶で飾ります。装飾性の高い、素晴らしい像です。 | 名品中の名品とされています。猿の姿は、雨を呼ぶ雲を引き起こす「風の神」とされています。 | |||||||
頭部像 | チャプリン | ||||||||
− | − | ||||||||
頭蓋骨に、トルコ石などで装飾したもの。他の博物館でも見かけますが、ここのはとても状態が良いです。 | 赤い火成岩でできた、バッタの彫刻です。バッタは、博物館のあるチャプルテペック(※)公園のシンボルです。 ※バッタの丘 | ||||||||
オアハカ室 | |||||||||
踊る人 | 黄金の胸飾り | ハチドリの鉢 | |||||||
モンテ・アルバン | パパントラ | サアチラ | |||||||
浅彫りの石版。タイトルからは想像できませんが、描いているのは苦しむ捕虜の姿です。 | 火の神が、髭を誇示しています。ミシュテカ文明における金細工の名品です。 | 王墓から出土しました。太陽神の象徴である小さなハチドリが、血を飲んでいる様を表現しています。 | |||||||
墳墓104号 | 支柱 | シペ・トテック神 | |||||||
モンテ・アルバン | モンテ・アルバン | − | |||||||
墳墓104号の復元展示です。神々や動物を描いた室内に、オリジナルの発掘品を並べています。 | 人骨を造形として用いた粘土細工です。何かの支えか、或いは彫像などの台座とされています。 | この神は、自分の皮を剥ぎ、人々に食料を与えます。皮を剥いだ生贄を捧げます。 | |||||||
メキシコ湾岸文化室 | |||||||||
力士(闘士)像 | 巨石人頭像 | 石碑19号 | |||||||
ミナティトラン | − | ラ・ベンダ | |||||||
別名「ペロータの競技者像」です。写実的な力強さを持つ像で、先古典期の代表作とされます。 | 玄武岩製の像で、土地の支配者を表しています。こうした像の製作は、オルメカ文明を特徴づけています。 | 神官が、蛇に座り、蛇の頭飾りを被り、その口から顔を出しています。古代メキシコ特有の宗教観です。 | |||||||
16人の小立像群 | 蛇紋石の仮面 | トラロック神 | |||||||
ラ・ベンダ | ゲレロ州 | ベラクルス州 | |||||||
儀式の一場面です。石碑と生贄の前で、オルメカの人々が話し合いを行っています。 | オルメカ芸術の傑作とされています。力強い表情を持つ、美しい作品です。 | 地元特有の仮面と、その土地が属する地域特有の頭飾りをつけています。地域内で、信仰を共有している例とされます。 | |||||||
ワステカの青年像(前) | ワステカの青年像(後) |
ワステカの石碑 | |||||||
タムイン | タムイン | − | |||||||
ケツァルコアトル神に仕える、若い司祭の像です。ワステカ彫刻で、最も有名な像です。 | 体には、豊穣祈願のために象形文字、花やトウモロコシの穂が刻まれています。背中の子供は、太陽の象徴です。 | 生贄を神に捧げる、儀礼の様子です。ケツァルコアトル神に仕える司祭が、槍で自分の舌を突き刺しています。 | |||||||
マヤ室 | |||||||||
碑文の神殿の王墓 | 王墓の出土品 | 翡翠の仮面 | |||||||
パレンケ | パレンケ | パレンケ | |||||||
世紀の発見であるパカル王の王墓を、実物大に復元して展示しています。(高さ7m、横4m、奥行き9m) | 被葬者は、「生命の象徴」である赤い粉に覆われ、様々な装飾品を身に着けていました。 | 顔に塗った漆喰の上に、翡翠の断片を張ったもの。発見当時は、バラバラでした。 | |||||||
ピラミッドの壁装飾 | 十字の神殿内の彫刻 | パネル26号 | |||||||
コフンリチ | パレンケ | ヤシュチラン | |||||||
ピラミッドの頂上には神殿があり、そこに通じる階段の両側に、装飾が施された壁がありました。 | 石灰質の3つの石碑には、パカル王と子孫のチャム・バルムが行う、宗教的儀式を描いています。 | マヤ芸術の代表作です。統治者が、妻から「ジャガーの盾」を受け取る様子を描いています。 | |||||||
ペロータの競技者 | チャック・モール | ||||||||
チンクルティク | チチェン・イッツァ | ||||||||
「ペロータ」は、腰でボールを跳ね返す球技で、重要な儀式です。競技者の周りの象形文字は、西暦591年を示します。 | 供物を神に運ぶ使者です。戦士の神殿にもありますが、これは金星の神殿のもの。トゥーラの戦士像と同様の胸飾りをしています。 | ||||||||
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