大阪のオフィス街に残る江戸時代(幕末)の史跡、適塾。教室・住居とも落ち着いた空間で、また幹線道路から少し離れているため雑音もほとんどありませんでした。この時(水曜日のPM2:00頃)はちょうど入館者が少なく、ゆっくりと見学できました。
適塾は、緒方洪庵が1838年大阪に開いた蘭学塾です。洪庵は長崎で蘭学を学び、多くの蘭書の翻訳・伝染病(天然痘・コレラ)の予防に努めました。明治初年に閉鎖されましたが、大阪府が大福寺(上本町)に仮病院・医学校を設立した際、洪庵の嗣子緒方惟準・義弟郁蔵・養子拙斎らが参加し、これは後に大阪大学医学部となります。 |
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適塾はオフィス街のまん中にあるとは思えないほど静か。 |
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教室
適塾出身である福沢諭吉(慶應義塾を設立。教育と日本人意識の近代化に貢献)直筆の掛け軸がおかれていました。教室は並んで2つありますが、もう1つの教室は入館受付に使用されています。 |
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中庭の見える書斎
ウサギ小屋族のあこがれ |
客座敷と前栽
最高のもてなし |
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家族部屋と前栽
家族にも眺めのいい住環境を |
ダイニング
右手に吹き抜けの土間あり |
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女中部屋(2F)
奥は蘭和辞書のあったズーフ部屋 |
適塾の外観(町家建築)
塾生大部屋(2F)の一角からの眺め |
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適塾の隣には、緒方洪庵の像がある公園が整備されています。 |
【DATA】
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