[ 東山魁夷館 永遠の風景(内覧会) ]

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東山魁夷館・特別展:東山魁夷 永遠の風景(1)
−さまざまな風景と出会う−


今回の特別展は、自分自身を描いた中学時代の油絵から、心の中の風景を描いた絶筆までが展示されており、まさに魁夷が歩んできた歴史を感じられます。
若き日の模索
自画像(1923年)

中学時代、15歳の時の作品。油絵がしたくて、親に画材を買ってもらい描いたもの。イニシアルは「S.H」。本名は新吉君。中学生だったら、身近にあるものやひとを描きそうだけど、あえて自分を姿を写して描いているのは、自分の”何か”を表現したいという思いがこの頃からあったのかも。

ちなみにこのときは神戸で過ごしていて、現在の兵庫高校へ通っていたとか。自分が高校生の時の校区と同じと知って、ちょっと親近感がわきました。
牡丹図(1927年)<本制作>

油絵の道に進みたかったけど、父親に反対されて現在の東京芸大日本画科に進みました。どうして日本画ならいいのか?西洋画は芸術家への道しかないけど、日本画家ならその時代にはまだ襖絵師など、職人として食べていける見込みがあったからのようです。これは2年の時の作品で、在学中はずっと特待生だったという腕前。
祭りの夜(1929年)<本制作>

大学3年の頃、自活のために絵本挿絵など描き始めたけど、このころはあまりうまくいっていなかったといいます。ビジネスとしての絵だからか、心から描きたいものとは違うからか…。
わたしたちが魁夷でイメージする作風に到達するのは、もっとあとになります。
左から山谿秋色(1932)、石の窓(1971)、紅葉の谷(1952)
秋めいた作品の展示。「山谿秋色」の立体的な筆跡のある描き方は油絵に近い印象。
「紅葉の谷」の色のパッチワークは、なんとなくパウル・クレーっぽさを感じます。
ヨーロッパ風景
50代に入って以降は、北欧や中欧を周遊しスケッチ旅行をしています。ドイツとは西洋美術史を学ぶため留学していたこともあってか、特に結びつきが強いようです。
窓(1971年)<本制作>
大きな写真
ローテンブルク町並み
(2003年撮影)
ドイツ・ローテンブルクの一角。重厚な石壁をみるとホントに日本画?と疑ってしまいます。近づいてみても、岩絵具で塗られた壁のザラザラした質感で本物の壁と見間違えそうです。
ローテンブルクは童話にあるようなかわいい町で、観光だとつい全景に目が行きます。
代表的連作
この特別展では本制作34点の全展示が見どころですが、ほかに有名作品の習作が数点展示されています。これらも作品として十分美しいのですが、サイズが小さめになっています。また習作だと、色のもつ美しさが本制作のものには届いていない気がします。
※このコーナーは展示の終盤ですが、制作年代からこちらに掲載しました。
左から白夜行(1962)、花明り(1964~66)、晩鐘(1969)
花明りは京洛四季の中の代表作。川端康成に勧められ京都の連作を描いたといいます。
両隣りは海外の風景を描いています。54歳〜61歳の時の作品。

次は、東山魁夷 永遠の風景(2) −心を写す情景を描く−

はじめに(1)さまざまな風景と出会う(2)心を写す情景を描く (3)旅の終着点へ

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