[ 利尻・礼文・稚内編 ]

海外の風景

日本の風景

イベント

季節の風景、行事、
特別展ショット

別館

カメラ仲間でもある
相棒の部屋

利尻・礼文のウニ特集〜至極の贅沢!さいはてでウニを食らう

「利尻昆布を食べて育ったうには格別で、一口で違いがわかるほど」というキャッチに魅了され決心したといっても過言ではない(ほんと)今回の利尻・礼文の旅。こんな贅沢は今しかできない!と1日1回はウニ丼を食べ、舌にも目にもカメラにもしっかりとウニの記憶を焼き付けます。

ウニ漁に遭遇

礼文島で早起きして澄海岬に行った帰り、ウニ漁をしているシーンに遭遇しました!漁が解禁されているのは朝の1時間ほどというから、とてもラッキーでした。実際、遠くでサイレンが鳴ると、漁師さんたちはいっせいに網を引き上げて漁を終えていました。
利尻バックにウニ漁 ウニ漁アップ
利尻をバックにウニ漁をする小さな漁船。 海中を見ながらウニを網ですくいます。
「ガンゼ」と「ノナ」

地元では「ガンゼ」と「ノナ」と呼ばれる2種類のうにがあります。
トゲトゲが通称ノナ、正式名称エゾムラサキウニ。身の色はうすい"やまぶき"といったところ。サボテンのような愛嬌があるのが通称ガンゼ。エゾバフンウニの身の色は、鮮やかなオレンジ。

地元の人いわく「エゾバフンウニは利尻昆布でないと生きられない」「ムラサキウニは昆布以外のものも食べる雑食」だそう。そんなわけでさいはての地で食すバフンウニは利尻昆布の旨みを凝縮した混ざりっけのないおいしさ。そうそう、ムラサキウニだって利尻の昆布を食べているし、ご当地だからなんといっても新鮮。バフンウニのコク(?)にはかないませんが、やっぱりおいしいんですよ。

ここを訪れたならウニが好きな人はもちろん、あまり興味がないというひとも絶対食べるべき!今まで食べてきたウニとは「目からうろこ」が落ちるほど違います。 (ちなみにガンゼの漁のシーズンは7月からお盆くらいまでらしい...。)s
浜で売られていたウニは、体中のとげをうねうねと動かしてとっても活発。かわいいな〜と思ってみていると、おばちゃんが「ウニはカニと一緒で横に進むのよ」と教えてくれました。へぇ〜っと思いながら聞いていましたが、ウニの前後左右ってまったく見分けがつかないから、よく考えるとピンと来ない(^^;)
ガンゼとノナ ウニを割る
ガンゼ(右)とノナ(左)
トゲ相撲(?)はノナの方が強いけど
食すとなるとガンゼに軍配。
利尻の仙法志御崎公園では、目の前で
むいてくれたウニを食べることができます。
でろ〜んとしているのは消化しかけの
昆布。(これはおいしくないらしい)
ウニはやっぱり無添加

ウニの身はとってもデリケートで、傷つけてしまうとどんどん解けてしまうのだそう。浜のおばちゃんは、この柔らかな身をすばやい手つきでいとも簡単そうに取っていました。さすがプロ!

利尻の旅館の夕食では、ヘラのような道具を使ってウニの身をとるというメニューがあり、思わぬところで「ウニむき体験」できました。身をつぶさぬよう...とあまり慎重になると時間ばかりがたってしまうので、途中からは思い切って手早く取ることに。新鮮なウニは、意外なほどに丈夫です。

新鮮なときは美しかったウニの身も、時間が経つとやっぱりどんどん解けてくる、そこで身を引き締めるための保存料として一般的に用いられるのが「ミョウバン」なのだとか。ミョウバンを使ってしまうと幾分味が落ちてしまうため、現地では取れたてなら無添加、短期間の保存なら塩水を使うのが主流のようです。
ウニの皮むき ウニの殻
見事なウニむきさばき。
(メノウ海岸)
礼文島のあちこちで見かけるウニの殻。
特に礼文には、まるで森で見かける栗のイガのごとく大量に転がるウニのガラ。しかも見かけるのはバフンウニのものばかり。島に住むウミネコやカラスもすっかりグルメに進化したようで。あぁ、うらやましい...。
■エゾのうに丼食べ比べ
礼文・利尻の名物ウニの代表料理といえば、ほかほかご飯の上にウニと刻みノリがのったうに丼。

バフンウニの丼は地元だから安いというわけでなく、最低3,000円程度はするようです。というのも乱獲を防ぐため、漁師がウニを捕獲できる時間は早朝の1時間程度と決められていて、流通量がそんなに多くないからだそうです。

わたしたちが食べているのはウニの生殖巣(卵巣または精巣)だそうですが、1匹から取れるのは5つと聞いてビックリ!ウニを割ってもらってなるほどでした。それからすると、丼にのっているウニは目算で5匹からお店によっては10匹くらいあったでしょうか。
樺太食堂うに丼 樺太食堂うに丼アップ
【樺太食堂】稚内ノシャップ岬近くにあるライダーたちに人気の店。(写真はウニだけうに丼)
このお店ならでは(?)の大粒プチプチいくらは、かんで楽しい、食べておいしい。
酒壷うに丼 酒壷うに丼アップ
【酒壷】礼文島で人気の店。ダブルうに丼はごはんの上と中にウニがある、ウニの2層構造。
大漁亭うに丼 大漁亭うに丼アップ
【大漁亭】うに丼はメロン付き。名水、甘露泉水で入れるお茶はセルフで。
かのう亭うに丼 かのう亭うに丼アップ
【かのう亭】地元の人で混雑している利尻の人気店。うに丼はサイドメニューも充実。

いよいよ観光ネタ!まずは稚内
宗谷岬

ぷろろーぐウニ特集→【稚内】宗谷岬ノシャップ岬その他見どころ
【礼文】礼文岳桃岩展望台澄海岬スコトン岬礼文林道メノウ海岸高山植物園その他見どころ
【利尻】オタトマリ沼姫沼仙法志御崎公園鴛泊港周辺(西)沓形周辺高山植物展示園

▲ページのトップへ戻る