[ 海外の風景(東アジア) ]

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上海と蘇州編

プロローグ
2003年9月20日(土)から2003年9月23日(火)
場所 中国上海・蘇州
天気 晴&多雲(たうん:中国の天気では雲の多い晴れの日をこういうそう)

■上海と蘇州の見どころ■
スポット 概要
上海
東方明珠電視塔 [夜景]浦東エリアにそびえるテレビ塔。
黄浦江クルーズ
[夜景]黄浦江から外灘と浦東の夜景を見る。
玉仏寺 2体の白い玉仏のある禅宗寺院。
新天地 20世紀初めのレンガ建築を整備したトレンドなエリア。
豫園 明の時代の役人の私庭園。
豫園商場 豫園前に広がる明の雰囲気を残すエリア。
上海雑技団 中国のサーカス雑技を鑑賞。
外灘 [夜景]租界時代の西洋建築が並ぶエリア。
上海その他 東台路、南京東路、外灘観光隧道
蘇州
拙政園 明代の高官が造園した水がテーマの古典庭園。
寒山寺 梁代創建の禅宗寺院。
運河クルーズ 寒山寺から虎丘までを舟で移動。
虎丘 春秋時代の呉王夫差が父を葬った陵墓。
その他見どころ 刺繍工場、シルク工場


■上海と蘇州のひとりごと■

2003年9月から観光ビザがなくなり、(経済的に)身近になった中国。夏休み直後だからか、食事と蘇州観光がついた格安上海ツアーを発見!10年前、5年前にも訪れたことのある上海ですが、行く度に目まぐるしくその姿を変えていっている面白さがあり、即効GO!今までの中国旅行でハズれたことのない中華料理にも期待大。飛び休に1日休みを入れると4連休になるという日程ということがあり、売り出し数日後には完売の好評ツアーでした。


この旅行は阪急トラピックスでいきました。
格安だけあって、関空出発で参加人数なんと63人!
海外旅行でこんな大人数のツアー、見たことないです...。


<1日目>
【プラン】食事後オプショナルツアー参加
ホテル(夜7:30頃出発)→外灘→外灘観光隧道→東方明珠電視塔→黄浦江クルーズ→ホテル

夜景スポットを観光バスで効率よく回ってくれるオプションで、にぎやかな光が灯る上海の街を観光。外灘は予想通りといいますか記念写真を撮る程度の時間配分で、自由散策はなし。

入場が必要な施設はオプショナルのほうが、効率よくチケットを購入してくれたり、待ちが必要なところで団体の優遇を受けたりできるのでラクチン。東方明珠電視塔は人気の場所で行列ができていましたが、結構スムーズに展望台に到着。

展望台からは、ぐるり360度の絶景を望めます。ただ室内の照明が明るすぎて夜景撮影の際に映りこみに悩まされました。 電視塔のそばに建つ背の高い金茂大廈を撮ったら、窓の上に設けられた青い照明の筋がガラスにくっきり。(右写真)

夜のクルーズは現地に行ってはじめて知り、自由行動なら予定に入っていなかったものですが、外灘と浦東の両方の夜景を見ることができて満足度は大。
金茂大廈

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<2日目>
【プラン】1日上海市内観光
ホテル(夜8:00頃出発)→玉仏寺→新天地→准海路→豫園商場→豫園→東台路→上海雑技→ホテル

おまかせのラクラク上海観光。まあ覚悟していましたが、どこも人が多くて団体行動ではちょっと目を離すとはぐれてしまいそうです。

そのなかでノンビリできたのは新天地。まだ午前中だったからか飲食店もほとんど開いておらず、数組のツアー客がいる程度。フリータイムがあったので、オープンカフェでケーキと紅茶でお茶タイムしました。ケーキは並、紅茶はイマイチ(中国って紅茶の輸出国では?)。

そういえば、ホテル(いちおう4つ星)の朝食バイキングも西洋のメニューがありましたが、なんか味が違う。同じバイキングでも、おかゆや点心などの中華メニューはおいしかったのに。西洋の食文化はまだまだ浸透してないのか?!

准海路は通りを単純往復(^^;)ショッピングは特に習慣がないモンで。


准海路
大型店舗の並ぶ准海路
午後からは豫園。このあたりは復元含め明代の姿を残しているだけあって、上海の中でも中国らしさを感じるスポット。豫園商場は観光客や地元の買い物客であふれていて、ちょっと風景に気をとられていると迷子になってしまいます。

東台路には、倉庫をひっくり返したようなガラクタ群の中からキラリと光る逸品を発掘するフリマのような魅力があります。鑑定にはまったく自信がないので、その雰囲気だけつまみぐい。

夕食後は上海雑技団を見物。以前見たよりエンタテインメント性が増していて、アップテンポで次々と変わる数々の技と演技に、時間を忘れてエキサイト!その人離れした(?)雑技はやっぱりナマで見るのが一番。
東台路の路地裏
東台路で見かけた路地裏

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<3日目>
【プラン】蘇州1日観光と夜の外灘
ホテル(朝7:00頃出発)→拙政園→寒山寺→運河クルーズ→虎丘→(上海)→外灘夜景→南京東路→ホテル
蘇州も3度目ですが、夏の日差しが残る9月だからか庭園の緑や空や街の色が記憶よりずいぶん明るくて、今までで一番きれいな風景を見ることができました。

そしてなんといっても今回楽しかったのが、はじめての水の都蘇州の運河クルーズ!寒山寺から虎丘までの移動の基本コースはバスでしたが、ツアー参加者全員一致で運河からの眺めを楽しめるクルーズにグレードアップ(?)。美しいとは形容しがたいですが、昔から続く水郷の町並みそのまま残る"風情ある"風景を満喫。

昼食の蘇州料理での上海ガニはこれまたオプショナル(1匹100元=約1400円ナリ!中国でもかなりの高級料理のようです)。上海ガニは名に上海とついていますが、ほとんどが蘇州近辺で養殖されているそうです。これは新鮮でおいしいに違いない。

小さいくせに口の中に広がる旨みは、かなり存在感あり。確かにおいしいけど、身の取りにくさにちょっとイライラ。過去に上海で食べたときは高価でしたが、チャイナドレスのきれいなお姉さんが身を食べやすいように割ってくれました。よみがえる、あのありがたさ...。


上海ガニ
10月からがシーズンの上海ガニ
一足お先にいただきました。
上海での夕食後は、歩いて夜の外灘へ今回の旅唯一のフリータイム。撮っては歩きで時間に追われることなく、ゆっくり黄浦江沿いを散歩します。土曜の夜は川沿いは人の群れが連なり記念撮影さえもままならぬ状態だった外灘周辺も、平日夜なら自分のペースで回ることができます。

その後は、繁華な通り南京東路を通って地下鉄の駅へ。バスの車窓から南京東路をみたときはかなりの賑わいでしたが、実際歩いてみるとそんなに混雑しているように思わなかったのは、もう百貨店が閉店している時間だったからなのか...。
人民公園ライトアップ
夜の人民公園ライトアップ。
広州の夜もこの色彩だったなぁ。

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<4日目>
帰りの飛行機は朝の便だったので、ホテルから直接空港へ。

上海と関空の間は約2時間で時差もたった1時間。時間的にも体力的にも金銭的にも、上海は国内旅行感覚で楽しめるホットなスポット。発展するにつれ物価の安さはあまり感じないようになってきましたが、これからホテルやショップのサービスなどなどソフトウェアの質が向上してきたら、中国への旅はさらに快適になっていくでしょうね(^ー^)
新旧が共存する上海
ホテルの窓からの眺め。
新旧が共存する上海。

まずは上海の夜景を堪能
東方明珠電視塔(展望台)

ぷろろーぐ東方明珠電視塔黄浦江クルーズ玉仏寺新天地豫園豫園商場上海雑技団外灘上海その他拙政園寒山寺運河クルーズ虎丘蘇州その他

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