てんこもりの写真で旅気分♪
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タイズとその周辺編
■タイズ周辺の見どころ■
アデン
イエメン第2の都市。スチーマー・ポイント、アデン・タンクなど。
モカ
かつてモカコーヒーの積出港だった場所。
タイズ
緑豊かなイエメン第3の都市。イエメン王国時代の首都。
ジブラ
アルワ女王が統治した町。
イッブ
緑が豊かな高地の町。
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■タイズとその周辺編のひとりごと■
<5日目>
[行程]
サユーン→アデン観光(スチーマー・ポイント→ゴールド・モア・ビーチ→アデンタンク→ランボー・ハウス)→タイズ(ホテル)
サユーンからアデンへ、イエメンで2度目の国内線は、飛行機でありながら自由席。たまに定員オーバーで乗れないこともあるというので、座席の争奪戦。こういうときはグループだと、早くたどりついた人が人数分の席を確保してくれるので、とてもありがたいですね(^^)国内線は2つ星のイエメニア航空で、「エアコンが効かない」「トイレが相当におう」などの情報がありましたが、質が向上したのか運がよかったのか、搭乗した2機ともそのようなことはなくそこそこ快適で、「そろそろ3つ星にランクアップするのでは?」と思ったくらいです。
旧南イエメンの首都アデンは、サユーンに引き続き相変わらずの暑さ。昼間の暑い時間ということもありますが、気温はなんと40℃!湿度はそう高くないのでムシムシはしませんが、ジリジリと肌に刺さる太陽光線で、日焼け止めを怠った手やうなじ周辺はこんがり焼けて、ヒリヒリしてしまいました(>_<)
スチーマーポイントで港から海を見たのち、途中象のかたちの岩の写真を撮ってからゴールド・モア・ビーチへ。海に足をつけて遊んでいるひとたちがいる中、高台からビーチ全体を展望するため、日陰のない中ビーチ沿いを走る道路を上がりました。涼しげな海を横目に日陰のないアスファルトで上からも下からも熱の攻撃を受けてへたりそうでしたが、「桐灰レイカ」でなんとか乗り切りました。
その後、昔は貯水池、今は公園として整備されているアデン・タンクに行って、さらに日光浴。昔は水をはられていましたが、こどもの水難事故があって、今は水のない施設になってしまったようです。
あまりの暑さに、海に入りたくなりました。
(実際、フリー25分の間に入った方も...)
町に戻ってなんだか有名らしい詩人ランボーの家に入りました。今は「ランボーハウス」という名前のホテルですが、ランボーの過ごした部屋が客室としては使用されていない時は、観光客向けの見学用施設とされているようです。いくらかのお金を払えば見せてくれることの多いこの部屋、このときの提示額が従来の相場の倍、200リアルとなっていて、交渉の末に100リアルとなったようです。ふっかけることのほとんどないといわれるイエメンでも、今後観光客慣れしてくるとこういうことが増えてくるのかと、ちょっとさみしい出来事なのでした。
アデンには、昼過ぎになってもサナアのようなほっぺにカートを含む人はほとんどいませんでした。そもそもカートは、2000m以上でしか栽培できない植物。低地に流通しているのは、大きくてかたい葉が多く価格も高いので、愛用者はあまりいないとのことです。
タイズに向かう途中、旧北イエメンに入ってからほどなく、激しい雨とピカピカ光る雷の夕立に遭い、あの暑さ厳しい乾燥地帯を抜けたんだなぁ...と実感。
南北イエメン時代の国境にあった
イミグレーションの跡。
まだ明るいうちに、タイズの丘の上に堂々と建つソフィテルに到着。そこで遭遇した、高級ホテル「ソフィテル」のイメージを払拭する数々のポイントをご紹介。
各部屋にはラクラク持ち上げて移動できるセイフティボックス(心配なので貴重品は持ち歩きました)
充電等のためカードキーを挿したまま部屋の電気をつけて食事に行くと、帰ったころにはカードが抜かれ持っていかれていた(2回)
シャンプーがない(備え付けはボディジェルとせっけんのみ)
冷蔵庫がロックされていた(この日少年の団体が宿泊していたので、いたずら防止のため全部屋の冷蔵庫に鍵をかけていたらしい)
エレベータが激遅なのは添乗員さんからきいていましたが、本当にフロアの移動がわずらわしくなるくらい遅かった。夜は特に出歩くところもなかったので、の〜んびりしました。
ソフィテル備え付けのプール。
タイズの町も一望できる。
<5日目>
[行程]
タイズ→モカ半日観光→タイズ半日観光(モスク→スーク→ザビル山)→タイズ(ホテル)
せっかく高台にあるソフィテル。朝、少しだけ早起きしてホテル前の道路からタイズ全景を見ました。(連泊は朝がのんびりできるのがいい!)
午前中は涼しいタイズからバスで2時間走って高度を下げ、汗が吹き出るモカの観光。モカといえば、日本では(世界でも?)キリマンジャロと並んで知名度のあるコーヒー。まずは昔そのモカコーヒーの積出港だった場所で、淡いエメラルドグリーンが広がる海を眺めて、しばし癒されました。そこから砂に埋まりかかり朽ち果てた豪邸など、繁栄の跡が残る町を抜け、今でも周辺の「台所」として活気のある市場へ。
昼食はイエメンでベトナム料理。その後は、タイズの市内観光です。まずはバスでジグザグ道の続くザビル山に登って、高台からのタイズパノラマ(ソフィテルとは反対方向からの眺めになります)。斜面に並ぶ民家の一軒でチャイを飲んで団欒したあと、バスに戻った途端にドッとスコールが降ってきました。このあとちょっとぬれながらのモスク観光。このモスクは改修中で、現在使われることがあまりない、とのことで礼拝する信者もほとんど見当たらず、とても静かでした。
モカは乾燥地域で雨がほとんど
降らず、アラビアでイメージする
とおりの砂漠らしい気候でした...
その後市内のスークまで町並みを見ながら歩いて...というプランだったようですが、雨が降っていたので私たち含め一部メンバーはバスで移動。スークに着くころはほとんどやんでいましたが、歩道を流れる雨は川のごとく...。ビーチサンダルをはき、濁流の中おそるおそるスーク散策。
イエメンではサンダルをはいている人がとにかく多かった(火花を散らして溶接している人までサンダルだった!)のですが、その謎が解けた気がします。(「ぬれちゃえ!あとは乾かせばいいや!」てな感じ。黒い服に身を包んだ女性はすそが長いので歩きにくいのでは、と思っていましたが、やっぱり足元はサンダル。服がぬれても雨具を使わずさっそうと歩いていました。)ちなみにタイズ周辺では、顔を隠していない女性も結構いました(南イエメンはもともと社会主義で働く女性が多かったので、北に比べるとゆるいようです)。
<6日目>
[行程]
タイズ→ジブラ観光(モスク→スーク)→イッブ観光→サナア(ホテル)
4回目となるホテル内のレストランで、タイズの町が見ながらちょっとゆったりめに朝食を取った後、8:30にタイズを出発。ジブラで昔そのままの姿をとどめている町並みの中を歩くと、本当にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えます。
※ジブラの花売りの少女は、イエメンのほかの子供と同じく写真を撮るようお願いしてきますが、お金を要求してくるので要注意!
時々フォトストップでリフレッシュしながら、イッブの町全景を見渡せる展望台で昼食。
ジブラはまるで映画の
セットのような世界。
スタミナがつきそうな「シャーク」。
味も色も「オロナミンC」でした(^^)
その後は緑の多い風景を車窓から見ながら、バスでサナアに向けてひたすら移動。移動中また雨が降り出しましたが、終着のサナアは「雨なんて知らないよ」と言わんばかりに、相変わらず砂っぽい空気に包まれてました。城壁から頭を出すサナアの建物郡をみると、なんだか「帰ってきた〜!」という懐かしさとも、安心感とも思える感情がわいてきました。
まずは、
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