[ 世界のフェルメール作品探訪 ]

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世界のフェルメール作品探訪

 

(1) オランダの美術館編

2023年、オランダ・アムステルダムの国立美術館に集結しているフェルメール作品。世界に現存する37点のうち28点が展示され、撮影もOKということです(⇒アムステルダム国立美術館特設ページ(英語))。チケットは発売後まもなく完売していまだ追加の販売はない模様で、現地美術館に行くことができている方が本当にうらやましい限り。

そこでアムステルダム国立美術館のフェルメール展と勝手に連動、これまで各国の美術館を訪問しては撮りためた、フェルメール作品を集めたページを作りました。美術館ごとにまとめています。画像のクリックで拡大表示、作品全体がみれるよう額のあるものも並べました。(制作年などの情報は2018−2019のフェルメール展図録を参照しています)

【これまでのフェルメール作品フォトコレクション】(合計24点)
(1) オランダの美術館(アムステルダム国立美術館、マウリッツハイス美術館)計7点
(2) アメリカの美術館(メトロポリタン美術館、ワシントン・ナショナル・ギャラリー)計9点
(3) その他ヨーロッパの美術館(ベルリン国立美術館、ルーヴル美術館等)計8点

まずはフェルメールの出身地、オランダの美術館にある収蔵作品から。アムステルダムに4点、ハーグに3点の計7点を鑑賞&撮影しました。オランダは点数も多いですが、有名な「真珠の耳飾りの少女」「牛乳を注ぐ女」そして門外不出の「デルフトの眺望」があり、フェルメール好きならお膝元オランダは外せないです。

アムステルダム国立美術館(オランダ)(2014年)※公式:https://www.rijksmuseum.nl/en
アムステルダム国立美術館は
1885年に開館。冬は前の広場が
スケート場になっています。
フェルメール作品はレンブラントの
「夜警」が展示されているホールの
一角にあります。
コンパクトな邸宅にも飾れるサイズ感の絵画が並んでいます。
正面の右手を除く4点がフェルメール作品で、中央には牛乳を注ぐ女。
牛乳を注ぐ女(1658〜1660年頃)
ミルクを鉢に注ぎ、パン粥を作る女性の姿。
腕のツートンは汚れを防ぐための分離できる袖だそうです。
モチーフが持つ質感、壁のシミなどの細かな表現まで見いってしまいます。
青衣の女(1663年頃)
フェルメール作品にたびたび登場する手紙。
現存する37点のうち、手紙をモチーフにしたものは6点。
17世紀はオランダで郵便が発達、日常的にやり取りしていたようです。
恋文(1669〜1670年頃)
メイドから手紙を受け取る女性の姿を覗き見るような視点で描いた作品。
小路(1658年頃)
フェルメールが残した2つの風景画は、いずれもオランダにあります。
マウリッツハイス美術館(ハーグ)(2014年)※公式:https://www.mauritshuis.nl/jp/
マウリッツハイスは1822年、王立美術館
として開館。歴史と格式ある美術館です。
古典的な建築で雰囲気があります。
フェルメール作品は オランダ絵画エリアの
小さめの部屋に展示。あの名画の前だけ、
近づきすぎないよう、手すりがあります。
真珠の耳飾りの少女(1665年頃)
こちらに視線を向ける大きな目、つややかな唇、異国風ターバンを巻いた少女…
この少女は特定の人の肖像ではないトローニーとされています。
以前、日本では「青いターバンの少女」と言われていましたが、今は
原題にあわせてということだと思います。
デルフトの眺望(1660〜1661年頃)
現存するフェルメール作品は室内の女性を描いたものが多く
人気も高いですが、没後1696年に売り出された21点のなかでは、
この作品が最高額をつけたとか。門外不出の作品。
ディアナとニンフたち(1653〜1654年頃)
現存するフェルメール唯一の神話画。
マウリッツハイスは当初、別の画家(ニコラス・マース)の
作品として購入。のちにフェルメールと認定されたとか。
次は、(2) アメリカの美術館編


(1) オランダの美術館(2) アメリカの美術館(3) ヨーロッパ(オランダ以外)の美術館

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