[ 大久野島と広島・平和記念公園 ]

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大久野島と広島・平和記念公園の巻

2011年6月25日(土)〜6月27日(月)
場所 広島県三原市・広島市
天気 1日目:晴・2日目:くもり・3日目:くもり一時雨

ぷろろーぐ
瀬戸内海には、ウサギ好きにはたまらない「楽園」があるらしい…。それは、広島にある「大久野島」です。島には唯一の宿泊施設「休暇村」があって、ここに泊まれば時間の許す限り、うさぎたちとたわむれることができます。
休暇村は人気の宿で、週末は満室が多くなかなかとれません。とりあえず雨かも…というリスクはありましたが、梅雨の時期をねらって予約しました。

大久野島までは新幹線と在来線、船を乗り継いで行きます。山陽新幹線で三原、JR呉線で忠海(ただのうみ)まで移動し、客船で大久野島へと向かいます。事前に休暇村のパンフレットを郵送してもらったのですが、本数の少ない電車と船の乗り合わせ時刻表や、駅から港までのルートが同封されていたので、ずいぶん助かりました(^^)

新幹線は、ちょっと時間はかかるけどかなりお安く行ける「こだま指定席往復きっぷ」を利用。朝7:00新大阪発こだまに乗り、旅ははじまりました。
忠海港からは、大久野島が
見えています。
当日は梅雨を忘れるほどの快晴。海も空も抜けるような青色です。10:30頃に大久野島に到着すると、すぐにベンチの下や木陰にウサギを発見!本当にそのあたりにウサギがいるんだ〜!といきなりの感動。

大久野島のうさぎは飼いうさぎが野生化した、といわれていますが、ずいぶんと人には慣ています。強い日差しが照り付け、厚い毛皮をまとったうさぎはバテ気味でしたが、人が近づいたりカサカサッとビニール袋の音を立てたりすると、エサだ!と思って駆け寄ってきます。(野菜やラビットフードなどのエサをあげるのはOKなんです!)
出会えるかなぁ…と心配しなくても、
休暇村にはいっぱいいます
うさぎ好きな人たちがたくさん訪れてはごはんをあげて、1島まるごとでウサギを飼ってるって感じです。だっこは禁止されているので、うさぎたちに「ふれあいパーク」的なストレスはありません。

ウサギの食事用にと、野菜(人参スティックとキャベツ半玉)をもっていったのですが、しゃがんでエサをあげていると、勢い余って?膝の上にのってくるものも…。知らない間に背後から迫ってきていることもあって、ちょっとした拍子にうっかりぶつかったり踏んだりしそうになるので、要注意です。

昼間にたくさんの食事をもらい続け、さすがに夕方近くになるとおなかいっぱいになってきている様子。少々のエサではなびかなくなります(目の前にあるからとりあえず食べておこうか、という感じ(^^;)うさぎの人気者になりたいなら、朝がおすすめです。
休暇村周辺のうさぎは
特に警戒心がなく、
”素”の姿を見られます。
大久野島はリゾート気分が楽しめる一方、戦時中には毒ガス工場だった暗い過去も持っていて、島内にはその廃墟や資料館があります。

1日目は資料館で涼んだ後、炎天下の中、徒歩で島に点在する砲台跡と展望台をめぐり、2日目は休暇村で電動アシスト付き自転車を借り、工場跡や灯台などを押さえました。(その道中でしばしばウサギに出会い、そのたびつい足を止めてしまうので、小さな島とはいってもなかなか前に進めないのが悩ましかったです(汗)
休暇村には、うさぎ以外の楽しみもあります。

夕・朝食ともにバイキングなのですが、クチコミではその満足度がとっても高いんです!

特に夕食は混み合うということで、17:30に一番乗り!カウンターには海の幸、とれたて野菜など、豪勢で美味しそうなメニューがずらりと並んでいます。日中は相当歩き回っておなかが空いていたけど、それでも食べきれないのが残念すぎる…。このメニューを制覇するために、連泊したいと思ったほどです(^┐^)

和が中心のメニューでどれもおいしい!
これでも全種類の1/3くらいかな。
正午過ぎ、大久野島の休暇村を後にし、広島へと向かいます。忠海からは在来線で2時間ほど。

この日は今年3月、JR広島駅前にできたばかりというシェラトンホテルに宿泊です。ほぼチェックインの開始時刻に手続きをおこない、クラブラウンジのフロアへ。大久野島で自然豊かなリゾートを満喫した後は、広島中心部でシティリゾートも楽しもう!というわけです。

クラブフロアで2人で2万円を切る、値ごろ感のあるオープン記念特別プランを利用しました。ラウンジの内容は、思っていたよりかなりライトです。(ティータイムはほぼドリンクだけ、バータイムはアルコール類とラザニア、蒸し鶏、ボイル野菜、ヨーグルトなどが並びました。)
到着〜夜はクラブラウンジで
ティー&バータイム。

5時間ほどラウンジでゆっくり過ごし、随分と体力が温存できたので、ライトアップされているであろう原爆ドームへ向かうことにしました。路面電車1本で行けるのですが、駅はJRを挟んで反対側にあります。結局ルートがすんなり見つけられず、JRの方にきいて、地下道を通り”向こう側”へ渡りました。

路面電車に15分ほど揺られて、原爆ドーム前に到着。梅雨の日曜、蒸し暑い夜で訪れる観光客はまばら。闇と静寂に包まれ、ほのかにライトアップされた原爆ドームを、対岸からと間近とで写真に収めたのでした。

翌日、部屋から窓の外を見ると、空には重い雲が垂れ込め、雨もパラパラと降っています。急ぐ旅でもないのでラウンジでゆっくり朝食を取り、部屋に戻って落ち着いたあと、昼前にチェックアウト。荷物はフロントに預けて出発です。新幹線に乗る直前まで荷物を預けていられるのも、駅前ホテルのメリット。

広島市内の観光は、前日も訪れた原爆ドームと資料館。何度となく訪れていますが、大久野島の資料館で毒ガスによる惨事をみると、やはり今回も人類最悪の兵器による歴史、原爆の資料館を見ておこう、という気になりました。

途中一時的に小雨が降りながらも、なんとか傘がいらない程度に持ちこたえてくれました。18:29広島発の新大阪行き(帰りもこだま)に乗り込み、無事旅を終えたのでした。
ラウンジの朝食。ワインを飲んだ
翌朝に、ちょうどいい感じ。


まずはとにかく、
うさぎ、うさぎ、うさぎ…

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