デロス島は、ミコノス島の南西にある3.43平方キロメートルほどの小さな島です。全能の神ゼウスと(浮気相手である)レト間にうまれた子、太陽神アポロンと月の女神アルテミス生誕の地で、キクラデス諸島の中でもギリシャ神話ゆかりの神聖な島とされています。紀元前1000年頃にイオニア人はこの神話の島に住み始め、紀元前700年ごろには多くの巡礼者が訪れるようになりました。紀元前480年ペルシア戦争で攻撃を受けなかったデロス島は、アテネとデロス同盟を結んでエーゲ海の政治・経済の中心として発展。紀元前2世紀頃に全盛を迎えますが、重なる襲撃により紀元前1世紀には廃墟となります。1990年世界遺産に指定されました。 |
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船着き場からすぐのアゴラ(広場)。中央にある2つの石造物は、供物を捧げるところでした。
右手が円形劇場とキントス山方面、左手がライオンの像へ向かう方面。 |
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南北に伸びる聖なる道。
フィリップ5世の柱廊が残る。 |
アポロン神殿。 |
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アルテミスの聖域。海を見下ろす
ように柱が残っています。 |
巨大なアポロ像の胴体。
足は博物館に展示されています。 |
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島の北部に、デロス島で最も有名といえる「ライオンの像があるテラス」があります。
ライオン像(大理石製)はナクソス人が作ったもので、本来は10体あったとされています。
(現在は5体。像は複製。本物は博物館に展示) |
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野花が咲き誇る一面のお花畑は、本当に感動モノです!
デロス島の春は短く、これだけの花が見られるのは2週間ほどだそう。
大きなパノラマ写真(306KB) |
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ライオン像の近くにある酒屋は、
色とりどりのお花畑に。 |
聖なる池だった場所も、
春は黄色に染まります。 |
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紀元前300年ごろのものと
されるディオニソスの聖域。 |
遺跡の真ん中に建つデロス博物館。 |