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[ 海外の風景(ヨーロッパ) ] |
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日 |
2007年1月1日(月)から2007年1月6日(土) |
場所 |
スペイン・バルセロナ |
天気 |
晴れ。 |
■バルセロナの見どころ■
- ■コース■
フリーステイ バルセロナ 6日間(基本プラン・シルケンコンコルディア)
- 出発日2007年1月1日(月)朝、帰着日2007年1月6日(土)夜。
- ■行程■
- 1/1(1日目)
- 【伊丹・成田】8:00伊丹発、9:10成田着。12:30成田発、フランクフルト経由、21:15バルセロナ着。
- 1/2〜1/4(2日目〜4日目)
- 【バルセロナ】完全フリー。
- 1/5(5日目)
- 【バルセロナ】16:10バルセロナ発。フランクフルト経由。
- 1/6(6日目)
- 【成田・伊丹】15:55成田着。17:55成田発、19:15伊丹着。
バルセロナ訪問は2度目となります。前回スペイン周遊のとき最終滞在地でしたが、約半日のスピード観光でサラッと流した、という感じのものでした。そこでじっくりバルセロナに滞在して、ガウディ建築とモデルニスモの必見スポット、美術館を堪能しようではないか!ということで今回の旅がはじまったのでした。
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この旅行はANAハローツアーでいきました。
添乗員のないフリープランで12月に入ってからの申し込みでした。
キャンセル待ちでしたが、便が決まるごとに連絡があり、とっても安心! |
「じっくり滞在」といっても、毎日早起きが原則。国内旅行でもそうですが、海外旅行では特に「単位時間当たりの費用」というの計算して、なるべく有効に時間を使おうと気合が入ります(庶民なので!)。たとえば5日間20万円だったら1日4万円、活動時間が9:00−17:00とすると、1時間当り5000円。ボーッとしていても、観光をしていても、それだけ使っている、と思うと、やっぱし欲張っちゃいますよね!しかも、午前の早い時間は観光客が少ない、というのも大きな魅力です。
ホテルは地下鉄の駅から徒歩1分というベストロケーション。
バルセロナに点在するガウディ建築やその他スポットを巡る拠点として便利なのはもちろん、いまだに「スペインは(強奪やスリが多くて)コワイ」という情報があって、最初のうちは特にバルセロナの町を歩くのがおっかなかったという点でも、この立地は心強かった(^^;)実際は、前回行った時(2001年)より治安はかなり改善しているらしく、海外の常識の範囲+αの警戒心を持っていれば、普通に観光を楽しめました。(さすがにスリ遭遇確率の高いリュックは持たず、コンパクトなショルダーにカメラを入れてました。ゴシック地区は最大限に警戒。)日本人女性2人組みがブランドバックを背後に下げて歩いていたのは、ちょっと大胆すぎる...。
このホテル、パンフレットではランクBでしたが、使い心地は悪くないし、朝食はおいしいし、結構快適でした。
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<1日目>
バルセロナのホテルの部屋に着いたのが夜遅かったので、翌日に備えて早々に寝ました(^^)
<2日目>
【プラン】(矢印だけは徒歩での移動)
ホテル→(メトロ)→カサバトリョ→カサミラ→(メトロ)→サグラダ・ファミリア(外観・塔・資料館)→(メトロ)→ホテル |
いつもフリーでは昼食の時間を確保しない過密スケジュールが多いので朝食はしっかり取り、地下鉄でカサ・バトリョに向かいます。
オープン前には到着したのですが、(入場料が約3,000円と高いにもかかわらず)すでにチケット売り場には行列が!ガウディファンは世界中にいるのを実感。それでも、結構ゆっくりと見ることができたカサ・バトリョでしたが、カサ・ミラはもっとすごいことになっていた!昼が近くなるといっきに観光客の数も増え、カサ・ミラを出てカサバトリョ前を通りかかると、こちらも相当待ち時間が必要になっていました。しかも手荷物検査があって、これが入場制限の大きな要因になっているよう。
オプショナル観光は高いけど、優先入場で時間が浮く場合は使う価値ありかも、ですね。(カサ・ミラでも行列を横目に団体さんが入場することがあって、ちょっとうらやましかった)
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カサミラ前の行列。 |
午後からは、サグラダ・ファミリアで。池越しに生誕の門側のサグラダ・ファミリアを見ましたが、日中はかなり日差しが強く逆光が激しかったためそこそこで公園から引き上げ、サグラダ・ファミリアに入場観光。ツアーではまず無理という塔に昇りました。エレベータに乗れるまで、1時間くらい待ちました(^^;)それでも、塔の上から見た絶景は忘れられないものになったので、入れてよかった〜!
その後は夜までサグラダ・ファミリア三昧。前回の周遊ではサグラダ・ファミリア入場観光のみで45分くらいしかなかったけど、今回は近くの公園からサグラダ・ファミリアを見たり(撮ったり)、サグラダ・ファミリアの見えるファーストフード店でゆっくりする余裕まであって、大満足! |
<3日目>
【プラン】(矢印だけは徒歩での移動)
ホテル→(メトロ)→サグラダ・ファミリア(外観・地下教会)→サン・パウ病院→(バス)→グエル公園(園内散策・ガウディ博物館)→(タクシー)→カサ・ビセンス→(タクシー)→サンタ・テレサ学院→フィンカ・ミラリェスの入口→グエル別邸→(メトロ)→サグラダ・ファミリア(夜景外観)→(メトロ)→カサ・ミラ(夜景外観)→カサ・バトリョ(夜景外観)→ホテル |
前日あれだけサグラダ・ファミリアを散策しましたが、今回は朝の光をあびる姿が見たくて(撮りたくて)再訪しました。後陣の動物たちの排水口を撮りそびれていたので、外側から集中的に撮影。カタツムリやトカゲなど身近な生き物が柱を伝っているその姿はなんともかわいらしく、自然を愛するガウディらしい作品です。そんな動物たちに見入っていると、教会に入る小さな入口を発見!その片隅に眠るガウディを、しっかり拝むことができました。
サグラダ・ファミリアからサン・パウまでは一直線の通りを歩きます。振り返るとサグラダ・ファミリアがあって、その大きさにずっと追いかけられているような錯覚さえおぼえます。サン・パウは通りの突き当たりにあります。ガウディの作品ではありませんが、その個性的な建築の写真を見てぜひ行きたい!と思っていました。前回バルセロナを訪れたときは時間がなく断念しましたが、今回ようやく本物を見て歩くことができました(^o^)/
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ガウディ通りから
サグラダ・ファミリアを見る |
昼間のグエル公園はとにかく、人・人・人...。とくに人気の正面階段(トカゲ?ドラゴン?)・ベンチのあたりは人が次々とやってきて、他人の記念写真を撮っているような状態(ーー;)。ほどほどで切り上げてこのあたりの撮影は次回に回し、ファン以外にはちょっとマイナーなカサ・ビセンスなどのガウディ建築散策コースへと向かいました。いや〜、サンタ・テレサ学院からグエル別邸はよく歩きました。疲れたけど、閑静な住宅地をのんびりと歩く移動でせかせかせず、途中エスプレッソのお店に入って休憩したりして、結構楽しかったな!このコーヒー屋、席に着くと注文を取りに来てくれ、コーヒーも持ってきてくれましたが、まわりにいる地元の人をみると、本当はセルフ形式だったようです。勝手知らない観光客とわかってくれたのか、精算も店を出るときにしてくれました。やさしい店長さんでよかった。1杯1.2ユーロのエスプレッソを2杯頼んだだけでごめんね(^^;
午後はこのコーヒーブレイクを除いて歩き通しだったのでかなり疲れたけど、夜はサグラダ・ファミリア、カサ・ミラ、カサ・バトリョのライトアップの外観を撮影。カサ・バトリョの室内ライトが夜9時で消えたので、ようやくホテルに帰ったのでした。 |
<4日目>
【プラン】(矢印だけは徒歩での移動)
ホテル→(メトロ・カタルーニャ鉄道)→コロニア・グエル→(カタルーニャ鉄道・メトロ)→グエル邸(外観・足場のみ(T_T)→レイアール広場→カテドラル(外観のみ)→ピカソ美術館→カタルーニャ音楽堂→カサ・カルベット→(メトロ)→カタルーニャ美術館→(バス)→ミロ美術館→(タクシー)→ホテル→ランブラス通り |
午前中は電車に揺られ、バルセロナ郊外までガウディ建築を探訪。ガウディ建築のコロニアグエルや周辺に残る個性的な建築もいいですが、郊外ならではののどかな雰囲気が居心地よく、バルセロナでの「スリ警戒モード」をちょっと解放して、とても癒されたひとときでした。
午後からは、バルセロナのゴシック地区と3つの美術館へ。ゴシック地区は治安についてちょっと不安のあるエリア。
ヨーロッパの美術館は撮影可能なところが多いですが、最近はデジカメやDVの普及によるものか禁止にするところが増えてきて、バルセロナに関しては「ピカソ美術館」「カタルーニャ美術館」の撮影は、残念ながら禁止でした。(特にピカソ美術館は厳しく、作品のない中庭の撮影もNG)ピカソ美術館はかなり並びましたが、さすがそれでも一見の価値あり!どの時代のピカソの作品も充実しているので、作品一つ一つだけでなく、その変遷もとても興味深く見ることができます。
カタルーニャ地方の宗教的な資料が多いというカタルーニャ美術館は、第1木曜がたまたま無料公開日だったこともあって「見てみよか〜」と軽い気持ちで入ってみたら、広い、広い...。迷子になりながらも30分くらいでカタルーニャ美術館をあとにし、少しでも時間を多くとりたいミロ美術館に向かいました。
ミロ美術館には、館内展示のほか屋外展示があるので、外が暗くなる前にまずは屋外へ。その後館内には閉館間際までの1時間半居座り、ミロの傑作を鑑賞&撮影することができました。
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カテドラルは大規模修復中。
しかもミサで中にも入れず。 |
夜はランブラス通り散策。夜遅くまで開いているお土産やさんには、なぜかインドやアジア方面のスタッフが多い。ランブラス通りではスタバに入りましたが、ここのトイレは防犯上の理由か、レシートに書いてある暗証番号を押してからドアを開けるという方式には驚きでした。 |
<5日目>
【プラン】(矢印だけは徒歩での移動)
ホテル→(メトロ・タクシー)→グエル公園(早朝狙い)→(タクシー)→フィゲーラス邸(ベリェスグアルド)→(タクシー・メトロ)→ミロ公園→(メトロ)→ホテル |
いよいよ最終日。午後1時ホテル集合までの半日。グエル公園の散歩で、ひとのほとんどいな正面階段と波状ベンチのあたりを歩いてから、バルセロナのガウディ建築で唯一まだ訪れていないフィゲーラス邸に行くことにしました。フィゲーラス邸はバルセロナの中心からちょっと離れているのでガイドブックの地図にものっておらず、場所がよくわからなかったのでタクシーで高台にある現地に直行。
そこは車や人通りのほとんどない静かな場所で、帰りのタクシーがつかまるかどうか不安だったので、サラリと回って早めに観光を切り上げました(タクシー代は3000円ほどかかったこともあって、もうちょっとゆっくり見たかったのですが...)。近くの大通りまで出ると、案外すぐにタクシーをつかまえることができて一安心。最寄りの駅でおろしてもらい、メトロでホテルへ向かいました。そこで時間を確認すると、まだ集合まで2時間近くあったので、ホテルからメトロで1駅のエスパーニャ駅で下車し、ミロ公園へ。前回はバスからの車窓からのみだった、不思議なミロ作のモニュメントを360度見てからホテルに戻りました。
ガウディ建築もこの日で見納め。ここまでたくさんのガウディ作品を見てきて感じたのは、ガウディというひとは建築家というだけでなく、インテリアデザイナーでもあり、彫刻家でもあり...。それもあるものを組み合わせるコーディネートではなく、家具を作ったりしてクリエイトしている、すごく偉大な芸術家でもあるな〜!と。
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