また、今年も桜の季節がやってきました。花冷えの日が続いていますが、桜情報を見ると近畿地方にも七部咲きや満開のマークが入り始めました。京都で桜スポットを探していましたが、天気予報で久々の「花見日和」といわれた週末、名所としてよく知られるところは、どこも大混雑すること確実です。
そこで、桜情報で「満開」マークがついている場所の中から、京都中心部のスポットほど知名度が高くない場所をピックアップ。JR京都駅から電車で30分ほど、駅からは徒歩で行ける「地蔵禅院」を訪れることにしました。
円山公園と兄弟木といわれる1本の桜が有名で、華やかというよりは素朴な風景が広がる中の散策を楽しめる場所のようです。(桜情報ではじめて知った地名で、実際はほとんど前情報ナシなので、とりあえずは行ってからのお楽しみです。)
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何百本という桜が咲いている京都市内を素通りして、1本の桜を目指すなんて、なんとも贅沢な京の花見だなぁ〜と思いつつ、JR奈良線「玉水」駅に降り立ちました。地蔵禅院を目指して歩いていくと、程なく桜が咲き乱れる道に出ました。川沿いにどこまでも続く桜。予想もしていなかった桜との遭遇だったので、感動もひとしお!今年の花見は、この時点で大成功です(^0^)
地蔵禅院にいくまでにすっかり花見を堪能してしまったのですが、川沿いは豪華で迫力あるソメイヨシノ、一方地蔵禅院は清楚で風流なしだれ桜なので、その趣はまったく違います。ゆっくり桜を愛でていると、時間はあっという間に16時を回ってしまいましたので、次なる目的地に向けて出発です。
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井手町では、さくらまつり開催中。
本当に着てよかった〜♪ |
「地蔵禅院のしだれ桜が円山公園と兄弟というなら、やっぱり円山公園の桜も抑えておくべき」ということで、東山に向かいました。
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JR奈良線の六地蔵駅で乗り換え、地下鉄で東山駅に到着。歩いて円山公園に着いた時にはかなり日が傾いていました。最初は一目見て帰るつもりだったのですが、一番きれいに見える角度が逆光だった、ということもあって、寒さに震えながらも夜桜の美しい姿になるまで待つことにしました。円山公園のしだれ桜は、夕方と夜の姿を比べると、やっぱりライトアップされた夜の姿のほうが相当美しいです。
しかしながら、ここ数年でその姿はずいぶんと変わってしまいました。 カラスや天災が原因で元気がなくなってしまい、今その元気を取り戻す対策がされている最中だそうです。カラスが増えたのは公園にあった人の食べ残しによるものとのことで、人災でもありますね...。地蔵禅院で咲き誇るしだれ桜を見た後だと、なおさら痛々しく感じました。元気になった姿を、また見に訪れたいものですね。
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東山一帯のさくらも見頃。
桜咲く知恩院を通り過ぎて円山公園へ。 |