[ 愛知県美術館・大エルミタージュ美術館展 ]

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愛知県美術館・大エルミタージュ美術館展

(2017.9.8)
愛知県美術館での大エルミタージュ美術館展が幕を閉じるまで1か月を切った頃、金曜日のみ展示している全作品が撮影OKとの情報を見つけました。この特別展、巡回で兵庫県立美術館に来るけど、東京では実施していなかったこの企画が県美でおこなわれるかどうかわからないので、休みを取って名古屋まで日帰り遠征することにしました。

実は本場サンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美術館には、2009年に訪れています。特別展ネタに入る前に、当時の写真でエルミタージュ美術館を少し紹介したいと思います。
優美なエルミタージュ美術館は、ピョートル大帝が建てた冬宮と
エカテリーナが増築した旧エルミタージュ、小エルミタージュの集合体。
収蔵作品は300万点を越えます(うち絵画は1万7000点ほど)。
半日以上かけて回っても駆け足鑑賞に。
(ちなみにこの日の歩数は約3万歩でした。絵を見ながらでこの歩数)
冬宮部分は、特に内部装飾が
豪華絢爛。特に大使の階段の
美しさは感動ものです。
玉座のあるゲオルギーの間。
皇帝ニコライ1世のときに再建。
古代絵画史の回廊。
ギリシア風彫刻とポンペイ風の壁画。
回廊も広間も、外光を取り入れた
明るい空間。これがギャラリーと
しては悩みの種。
レオナルド・ダ・ヴィンチのホールでは、作品がいずれも光差し込む
窓際に飾られていて…。紫外線による劣化は大丈夫なのでしょうか?
大きめサイズが多い、
ベネチア絵画コーナー。
ベネチアを多く描いたカナレット。
今回の特別展では、違った角度からの
ベネチアの風景画が来日。
レンブラント「ダナエ」
レンブラントは暗い中にスポットライトを
当てた絵画が多いので、特に反射しやすく
外光は鑑賞(と撮影)の障害に。
レンブラント「放蕩息子の帰宅」
「ダナエ」と並びエルミタージュで
有名なレンブラント作品。
今回来日したクラーナハの作品も、
現地だと光で真っ白だったので
ちょっと斜めから見たりして、
とにかく反射に悩まされました。
クラーナハ「女性の肖像」が
すぐそばにかけられていました。
髪型は違っても顔立ちは双子の
ようにそっくり。
エカテリーナがバチカンのフレスコ画を
気に入って複製させたという、
ラファエロの回廊。
こちらも迫力の大型作品が多い、
スペイン絵画コーナー。
今回の特別展では、ムリーリョ
作品が3枚も来ていました。
(この作品は含まれていません)
ほんわかしたタッチがなごみます。
当時は数を見るのに必死で気づいて
なかった、スルバランの聖母マリア
幼年時代の絵画を写真右下に発見。
エカテリーナ2世の姑的存在、
エリザヴェータ女帝の肖像。
エカテリーナ2世のことは、
お気に入りだったようです。
ロコトフのエカテリーナ2世肖像画。
本作1770年、来日したエリクセンの
肖像画が1760年代、10年足らずで
ずいぶん年を経た印象。
過剰なまでのロココ装飾がある
ブドア(婦人用の私室)。
小エルミタージュのパビリオン。
エカテリーナ2世のプライベート空間。
時計「バウリン(孔雀座)」
しかけのあるオルゴール。
寵愛していた愛人からのプレゼント
孔雀に目が行きがちだけど
フクロウが何気にかわいい。
イギリス職人、いい仕事してます♪
今回の特別展はオールドマスターってことで入っていませんが、
印象派など近代の絵画コレクションも充実しています。
写真はマティスコーナー。

いよいよ大エルミタージュ美術館展へ


エルミタージュ美術館<本場>
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