[ 愛知県美術館・大エルミタージュ美術館展 ]

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愛知県美術館・大エルミタージュ美術館展
4章 スペイン−神と聖人の世紀


17世紀斜陽の時代に敬虔なカトリック信仰へと向かうスペインに、絵画の黄金時代がやってきました。南スペインはマリア信仰が強く、イエスよりもマリアを描いた作品が多く見られます。(そういえばムリーリョも聖母マリアをたくさん描いています)この時代、庶民や貴族を描いた作品もみられますが、本展覧会では見られませんでした。
(注:撮影年月を記載している写真は旅先での写真であり、本特別展にはきていません)
フセぺ・デ・リベーラ
「聖ヒエロニムスと天使」
17世紀前半に活躍したリベーラ。
明と暗、 ヨーロッパ絵画における
カラバッジョの影響力は、
どれだけ大きいんだと感じる。
パリ・ルーヴル美術館所蔵
リベーラ「エビ足の少年」
(2013年12月撮影)
ナポリで描いた乞食の絵。
「聖ヒエロニムスと天使」から16年後の
作品。ずいぶん作風が変わっています。
バルトロメ・エステバン・ムリーリョ
「受胎告知」
ムリーリョの描くマリアは美しく、
天使は愛らしい。見てて安らぐ感じ。
当時から人気なのもうなずけます。
バルトロメ・エステバン・ムリーリョ
「幼子イエスと洗礼者ヨハネ」
当時のスペインでは、スルバランともに
幼少期の神を描くのが流行っていた?
大きな写真
パリ・ルーヴル美術館
「聖母子」
(2016年12月撮影)
ムリーリョらしい、やわらかな色遣い。
母なるマリアの表情。
大きな写真
パリ・ルーヴル美術館
ムリーリョ「蚤をとる少年」
(2015年12月撮影)
ムリーリョは宗教画だけでなく、
庶民(特にこども)も描いています。
(本作品はルーヴル美術館展で来日)
フランシスコ・デ・スルバラン
「聖母マリアの少女時代」
労働と祈りを繰り返していた幼いマリア。
晩年に娘を描いたものともいわれています。
かわいくてたまらない感情がみえるよう。
大きな写真
パリ・ルーヴル美術館
「聖ボナヴェントゥーラの埋葬」
(2015年12月撮影)
お隣のマリアの絵からは想像できない、
ちょっと厳かな印象のスルバラン作品。

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5章 フランス−古典主義的バロックからロココへ


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