十日町市博物館には、十日町周辺での発掘品を提示している考古展示室と、暮らしや文化を伝える本館展示室があります。今回は駆け込み入館だったので、ほぼ考古展示室のみの鑑賞となりました。なお事前に火焔型土器の中でも名高い雪炎(ゆきほむら)の展示状況を問い合わせたところ、この年は11/10まで展示(※)とのことで、何とかギリギリみることができました。
※今はWebでも確認できるようです |
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国宝指定書を前に、整然と並べられた笹山遺跡発掘の縄文土器たち。
笹山遺跡からは土器や石器など928点が出土し、そのうち国宝に指定されている
深鉢形土器57点は、入れ替えながら展示しているそうです。 |
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中央に配置された指定番号1の火焔型土器。
数ある火焔型土器のなかでも最高傑作とされ、「縄文雪炎」とも呼ばれています。
この手作り感あふれる肉厚な造り。土をつまみ出してとんがりを作ったのかな、
なんて思いをはせながら眺めてしまいます。
左の大きな写真 |
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「火焔型」はこのあたりで出土する土器の形から命名されたもの。
(名前のもとになった「火焔土器」についてはこのあとで(^^)
縁につけられた突起(鶏頭冠把手)が個性的。右向きと左向きがあります。
火焔型土器は、祭りなどに使われていたのではといわれています。 |
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王冠型土器。火焔型にみられるような縁のフリフリがありません。 |
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渦巻のポイントが洗練された
センスを感じる深鉢型土器。 |
こちらはラインとリボンのような
飾りが施された浅鉢型土器。 |
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顔や手足を省略し、胴体の部分だけが土偶となった
三角形土偶。 |
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笹山遺跡出土の土偶。 |
小坂遺跡出土の土偶。 |
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土で作った耳飾り。 |
三角とう形土製品と穿孔石製品。
用途は不明ですが儀式に使われたとも。 |
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石器をみると、土器がこれらと同じ原始的といわれる時代(約4500年前)に
作られたことに、改めて驚かされます。 |
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日本各地の縄文時代の国宝(複製)が展示されていました。
北海道・東北・甲信越の縄文王国から出土した傑作たちです。 |
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通常の土器は食べ物の貯蔵や
煮炊きに使っていました。 |
博物館の外観。 |
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近くには奈良時代の竪穴式住居が復元されていました。 |
【DATA】
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