[ 大阪市立東洋陶磁美術館 ]

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中国陶磁(紀元前から12世紀)

中国の陶磁器の歴史は古く、たびたび日本のやきものにも影響を与えてきました。特に、色彩に富んだ唐三彩は、これを見本にした「なら三彩」まで作ったくらいで、感動が大きかったのではないかと思います。(現代でも西安で、その個性的な風合いは印象に残って忘れないくらい)まずは、紀元前から後漢、北宋(12世紀)までの作品を掲載しました。
灰釉 刻花鎬文 遊環壺
戦国時代(BC5〜3世紀)
なんと、紀元前には釉薬をかけて焼く
工法があった!原始青磁だそうです。
耳に輪っかは、青銅器を模したもの。
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灰釉 印文 壺
後漢(1〜2世紀)
時代が進み成熟した、初期の青磁。
胴部に規則正しく並べられた模様
(印文)は、なんだかモダンな印象。
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緑釉 壺(2〜3世紀)
緑釉は後漢の時代に流行った陶器。
これは青銅器を模した副葬品です。
緑釉 獣環壺(2〜3世紀)
緑柚の鉛成分が土中で銀化すると
真珠のような美しい色に変身。
南北朝時代(6世紀)の青磁 天鶏壺。
鶏と龍の細工が印象的。透明感は
釉薬の2度がけによるもの。
日本が須恵器を作っていた頃、
すでに高品質な青磁が作られて
いたんですね〜(○_○)
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加彩婦女傭
傭というと兵馬俑を思い浮かべますが
唐の時代、最盛期の長安では彩色豊かな
女性傭も多く副葬されたようです。
ルックスは平安美人的な感性ですね。
回る台で360度見ることができます。
三彩 貼花 宝相華文 壺
(ちょうか ほうそうげもん)
唐(7~8世紀)の時代に一世を風靡した、
多色釉の陶器。「貼花」は別で作って
貼りつけた、ワッペンみたいなものです。
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三彩 貼花 宝相華文 水注
西域の器を模したもの。
三彩に見られる緑・茶・白に加えて
藍が入り、色のバランスが見事。
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青白磁 瓜型水注
北宋時代(11世紀)
白磁+青っぽい釉薬。
白磁が作られるまでの過渡期に、
景徳鎮で盛んに作られたもの。

青磁 劃花 葉文 八角水注
北宋時代(11世紀)、龍泉窯。
劃花(かっか)は細い線で描いた
模様。淡い色をしています。
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白磁刻花 蓮花文 洗
(れんかもん せん)
北宋時代(11〜12世紀)
一見真っ白なボウルかと思いきや、
蓮の線画が施されています。重文。
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青磁刻花 牡丹唐草文 瓶
これが青磁?緑がかった色をもつ。
耀州窯(陝西省)ならではの釉薬とか。
北宋時代(12世紀)、重文。
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