[ 大阪市立東洋陶磁美術館 ]

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日本の陶磁

中国・韓国の陶磁に比べると展示点数は多くありませんが、古くは古墳時代の須恵器から、江戸時代ヨーロッパへ輸出された陶磁器まで、幅広い時代・窯の陶磁器を鑑賞することができます。
古墳時代の須恵器。
餃子?騎馬民族の皮袋を模した副葬品
だそう。はじめてみた形です(○○)
奈良時代の須恵器、
円面硯(古代の脚付き硯)。
須恵器 長頸瓶

奈良時代(7世紀)の須恵器ですが、釉薬をかけたような光沢あとが?!肩のあたりにある光沢は、高温で焼いた際に生じた灰が積もって、自然とこのようになったのだとか。そして釉薬は、こういった偶然から生み出されたらしいです。(初期の釉薬は灰釉)
奈良時代(8世紀)の奈良三彩。
唐三彩をまねて作られたもの。重文。
風化による銀化が進んでいます。
大きな写真
14世紀、灰釉の古瀬戸(瀬戸窯)。
中国の壺をまねて作られたもの。
室町時代、信楽焼の甕。
ザラザラとした表面に味わいが。
桃山時代の織部(美濃窯)は
形とデザインが個性的。
桃山時代の志野(美濃窯)。 桃山時代の黄瀬戸(美濃窯)。
15世紀、赤みのある備前焼の水指。 17世紀、飴をかけたような釉薬が
特徴的な丹波焼の作品。
17世紀の京焼色絵陶器、古清水の徳利。
(清水焼はこののちに登場する磁器)
大きな写真
17世紀の絵唐津(唐津窯)
轆轤を使いながらも変形させて、
味わいを生み出しています。
17世紀、初期伊万里(有田窯)。
のちの時代の有田焼と比べて、
ちょっと地味な印象です。
17世紀、古九谷様式(有田窯)の大皿。
大皿は大名オリジナルを持つことが多く 、
これは前田家特注品の可能性ありとか。
18世紀の有田焼。
華やかな色彩で絵付された有田の磁器は
当時欧州で人気。本品も輸出されたもの
とされています。大きな写真
17世紀の柿右衛門様式(有田窯)。
乳白色の素地と鮮やかな赤が特徴の
柿右衛門は欧州でもよく知られ、
大英博物館にもありました。
17世紀、野々村仁清の作品。
天面の京らしい華やかな和柄と、
内側の青色の対比がおもしろい。
尾形乾山の作品。
今でもモダンと感じる大胆でかつ
愛らしいデザインの小鉢。

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