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[ 大阪市立東洋陶磁美術館 ] |
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大阪市立東洋陶磁美術館
今まで土で作った器というと、だいたい縄文土器~古墳時代の須恵器あたり、釉薬がかけられていない素焼きの器をめざすことがほとんど。考古発掘品を展示する博物館や資料館で、土偶、縄文土器をメインに芸術作品として眺める機会が多く、陶磁器を美術として意識するのは、乾山や仁清など著名な作家による作品くらいでした。あ、織部はちょっと特徴的で面白い作品が多いな、と感じていましたが。 そんな中、大阪市立東洋陶磁美術館に足を運んだのは、名品揃いで評判が高いし(鑑定団の中島さんも、見る目を養うならココ…とおっしゃっていましたね)、写真撮影ができるというこの機会にゆっくり見てみよう!ということになったのです。 (その後も期間を区切りながら、撮影OKは継続しているようです) 行く前は「作り手知らず」の焼き物に、どこまで興味が持てるかな〜と思っていましたが、実物を前にすると、知識がなくてもその質の高さは一目瞭然!これだけの質、量を誇る東洋の陶磁器を収集してきた安宅さん(韓国陶器は、李秉昌さん寄贈のものもあり)のお目の高さに驚きです。 大川を借景に、現代アートな陶器作品も展示。 その後、関西文化の日(11/19)にも訪れ、そのとき展示されていたイセコレクションの芸術性にもすっかり魅了され、あらためて陶磁器の奥深さを実感したのでした。 陶器と磁器は、原料となる土に違いがあるってご存知でしょうか。はずかしながら、今まで明確な違いがわかっていませんでした…。磁器はガラス質をたくさん含んでいる土を高温で焼いたもので透明感があって優美な印象です。一方陶器はガラス分の少ない陶土を焼いたもので土の風合いが残っていて、土の色や釉薬、焼き加減(温度や時間などの違い)による味わいがあります。
わび、さびの茶わんを思い浮かべると、なんとなく陶磁器って退屈なものなのでは?と思っていたのですが、大阪市立東洋陶磁美術館では造形の美、色彩の深みをしっかり堪能させていただきました。お手頃な入館料にも感謝(^人^) ※後日、景徳鎮の多様さに感動したイセコレクションも紹介したいと思います。 ※公式サイトの「陶磁入門−鑑賞の手引き」は、さすがわかりやすいです! まずは、韓国陶磁(高麗時代)
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