[ 大阪市立東洋陶磁美術館 ]

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韓国陶磁(朝鮮時代)

朝鮮時代の部屋には、青磁に白い土で絵を描いた粉青(ふんせい)が多く展示されています。陶磁器の表面をキャンバスに、大胆で個性が光る絵付けをした作品が目をひきます。
粉青印花 菊花文 三耳壺
朝鮮時代(15世紀)
耳は蓋と結ぶためのもの。
(蓋は失われています)
粉青象嵌 鳥魚文 瓶
朝鮮時代(15世紀)
白い生き物は…獏?ではなく鷺の
ようです(^^;ゆるキャラ的。
粉青象嵌 蓮花文 角杯
朝鮮時代(15世紀前半)
西域の遊牧民が酒の杯として
使用していた角杯を模したもの。
白磁鉄地 壺
朝鮮時代(15〜16世紀)
白釉と鉄釉のツートン。
鴬ボールを連想してしまう
庶民な感覚…。
白磁 壺
朝鮮時代(16世紀)
いよいよ本格的に白磁を始めたよ!
という時代のシンプルデザイン。
黒釉 水注
朝鮮時代(16世紀)
こちらは真っ黒。それでも形が
まあるくやさしい感じがいいです。
青花 梅竹文 壺
朝鮮時代(1481年)
コバルトの藍色が登場。
壺の面いっぱいに力強く枝をのばす
梅の木。梅竹文は宮廷絵画ともされ、
画力に優れた作品。
粉青鉄絵 蓮池鳥魚文 俵壺
朝鮮時代(15世紀後半〜16世紀前半)
原始的に見えて、先鋭的な感性も感じる。
鳥はカワセミのようですが、
随分大物をつかまえています(^^)
鉄砂 虎鷺文 壺
朝鮮時代(17世紀)
ヘタウマ的な虎の絵。
辰砂 松鶴文 壺
朝鮮時代(18世紀)
高麗時代に比べ単純化の傾向も。
飴釉 角瓶
朝鮮時代(17〜18世紀)
この角瓶は、円筒形を作ってから外を
そぎ落としたそうです。だから角に
サイコロのような丸みがあるんですね。
青花 山水文 角瓶
朝鮮時代(19世紀後半)
こちらは板づくりの角瓶。
平面に描かれた絵は、掛軸の絵画に
似ているように感じます。

次は、 中国陶磁(紀元前から12世紀)


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