[ 近江八幡の歴史探訪編 ]

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近江八幡の歴史探訪編

2010年10月10日(日)〜11日(月)
場所 滋賀県近江八幡市
天気 1日目:曇りのち晴れ、2日目:晴れ

スポット 概要
古い町並み(その1) 昔ながらの街並みが残る新町通りにある、郷土資料館と歴史民俗資料館に入館。
古い町並み(その2) 新町通りの旧伴家住宅と旧西川家住宅に入館。
日牟禮八幡宮周辺 八幡山の南麓にある総社と周辺のスポット。(八幡堀、日牟禮ヴィレッジ、白雲館)
瑞龍寺 八幡山の山腹にあるお寺。
ヴォーリズ建築 建築家ヴォーリズが近江八幡に遺した建築物の数々。
長命寺 聖徳太子が開基といわれる長寿祈願の古刹。
八幡公園 豊臣秀次の像と館跡。

プロローグ
歴史を楽しむならやっぱり京都!となりがちかもしれませんが、お隣の滋賀にも城下町や宿場町など昔ながらの町並みや古刹が点在しています。滋賀は大阪からなら日帰りでも訪れることができる立地ですが、紅葉の季節に泊まりでゆっくり観光しようと思い立ち、10月のある日ネットで宿を探していました。そこで、紅葉の名所湖東三山への拠点としても使えそうな近江八幡のホテルで、近江牛の夕食つきという魅力的かつお手頃プランを発見!しかしながら、すでに11月下旬は満室でした。ここで他の宿を探せばいいものを、目的がいつの間にやら「近江牛」へとスイッチ。花より団子ならぬ、紅葉より牛?!結局、直近の10月3連休中日を選んで、予約したのでした。

1日目、午前はあいにく雨だったので、昼になってから大阪を出発。こんなぜいたくなスタートを切れるのも泊まりにしたおかげです。JR大阪から近江八幡までは新快速で1時間半足らず、14時前には近江八幡に着きました。古い町並みの観光を考えていましたが、資料館入館やロープウェイ乗車は16時最終なので、今からだとあんまりゆっくりできないね〜、ということで、ホテルに荷物を預けてから、駅からバスで30分ほどの長命寺へと向かうことにしました。

長命寺は、近江八幡駅前から長命寺行きのバスに乗ればよく、とってもわかりやすいです(^^)バス停の前にディスカウントチケット屋さんがあったので、バスのチケットを購入。途中、観光客でにぎわう古い町並み周辺を経由して、長命寺に向かいました。


長命寺バス停は琵琶湖沿いにあり、山の中腹にある寺へ行くには、808段の階段を上がっていかなければなりません。雨上がりの石を積んだ階段は、踏み外しそうでつい足に力が入ってしまいます。道中、あまりのジメジメさに、左写真のような立派なきのこも見かけました。

途中で会う人はほとんどおらず、ひっそりとしたお寺を拝観できるのかと思いきや、門までもうすぐ、というところになって、横から観光客が次々とやってきます。そこには駐車場があり、マイカー組にとっては階段を100段程度上るだけで、ラクラクお参りができるスポットとなっていました。うらやましくもありましたが、上り階段で苦労した分、きっとご利益があるはず…(−へ−)


長命寺は境内自体は大きくはないですが、重文に指定されている五重塔やお堂など立派な木造建築が建っていて、なかなか見ごたえがあります。ゆっくりまわっていると、いつの間にか、1時間に1本の近江八幡行きバスの時間が近づいていました。急いで階段を駆け下り、滑り込みセーフ(下りは上り以上に足に力が入り、ふくらはぎの筋肉痛が数日続きました(X_X)。古い町並みに向かいます。

にぎやかな日牟禮(ひむれ)で下車し、八幡堀と日牟禮ヴィレッジを歩きました。3連休の中日とあって、かなりのひとでごった返していました。(人気のたねやもクラブハリエも長蛇の列。「いつも休日はこれほどの人気なのか、近江八幡の集客力、すごいなぁ」と思っていましたが、翌日たねやはそこそこスムーズに買えていたので、この日が特に混雑していたようです。)夕方、軽い間食をとって、人通りの少なくなった新町通り(古い町並み)を経由し、歩いて30分ほどでホテルに戻りました。

そして夜、いよいよ近江牛タイムです♪

夕食はホテルニューオウミのすき焼き付き懐石
(すき焼きと鉄板焼きがありましたが、わたしは鉄板焼きを選択)
近江八幡駅から徒歩3分くらい。
古い町並みへは車で5分ほど。
懐石らしさを感じる、
季節感ある味覚と盛り付け。
ウサギの折り紙がかわいい♪
鉄板で焼いた牛の方がおいしかった。
(相棒のすき焼きをつまみましたが、
肉のまったり感があまり好みでなかった…)

2日目は、古い町並みの散策です。チェックアウト後ホテルに荷物を預け、送迎バスに乗って新町通りへ。(送迎は前日に予約しました)朝10時前でしたが、歩いている人はまばらでずいぶんと落ち着いています。まずは、日牟禮からロープウェイにのって瑞龍寺へ。もともとお城跡ということのあって、アップダウンのある境内、体力のあるうちに訪れておいてよかった。

下山後は、せっかくここまで来たので?クラブハリエのバームクーヘンをホール食い(^^)

そして、八幡公園にある豊臣秀次像を経由してから、新町通りにある4つの資料館めぐりです。郷土資料館以外は旧家を資料館にしたもので、展示物より旧家の中が見られる方にむしろ価値がある資料館です(少なくともわたしにとっては)。特に旧西川家は、家具を含めた内装、庭園、蔵と、昔ながらの屋敷そのままといった感じで、一番当時の雰囲気を感じ取ることができたように思います。

その後は町中に点在するヴォーリズ建築をまわりました。ヴォーリズという名前になじみはありませんでしたが、大阪心斎橋にある大丸本店(今はデザインが変わっていますが)の設計もした、とかメンタームの近江兄弟社を創設した、とかきくと、なんとなく距離が縮まる感じがします(^^)ヴォーリズ建築は、洋館のわりに華麗さ、重厚さといった雰囲気はなく、和の町にマッチしたどちらかというと素朴な感じのデザインの建物が多いなぁという印象です。(意識して見ておかないと、あまりに周辺となじんでいるため、見落としそうになることも)

そして、日が沈みかけた頃、近江八幡観光を終え、帰路に着いたのでした。

まずは、古い町並み(その1)

ぷろろーぐ古い町並み(その1)(その2)日牟禮八幡宮瑞龍寺ヴォーリズ建築長命寺八幡公園

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