[ 縄文探訪(山形〜宮城編) ]

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奥松島縄文村歴史資料館

松島観光の中心部から、松島湾をぐるりと回り込んだところ(湾の東側)にある奥松島。そこには大規模な「里浜貝塚」があり、これらの史跡からの出土品を展示しているのがこの資料館です。里浜貝塚からはさまざまな時期、用途の土器が出土していて、見比べるのも楽しいです。
資料館は、史跡公園として整備された縄文村の中にあります。
■土偶
動物的な顔を持つ土偶。
地元の小学生が見つけたとか。
大きな写真
鏡で背中の装飾も見れます。
耳のように見えるのは、
結った髪っぽいですね。
ヴィーナスラインと
赤の彩色が美しい土偶。
おもわず「玄さん!」と
呼びたくなる表情(^^)
■土器(4500年前)
大き目の把手と隆帯文が印象的。

この浅鉢、お隣とセットに
したいくらい(^^)
どっしりとした安定感!
どんぐり入れたら似合いそうな形。
厚みが薄めで、腕利きが作ったっぽい。
口縁の渦巻模様と胴体部分に斜めに入った撚糸文が特徴的。
右の大きな写真
■土器(4000年前)
人の顔が口縁にある「人面付土器」。
その表情はムンクの叫びのよう。
大きな写真
胴体は、丸みを帯びた形から
直線的な形へと変化しています。
■土器(3000年前)
黒く燻された土器たち。右は浅鉢、左は注口土器。
湯呑サイズの土器。 こちらはまるでグラタン皿!
晩期に入ると形のバリエーションが
格段に増えています。
台付の鉢も登場。
口縁部の突起が特徴的。
同様の突起がある深鉢も
ちらほらありました。
■土器いろいろ
海水を煮詰めて塩を精製するのに
使っていた「製塩土器」。
造形よりも実用重視なつくり。
(粗製土器)
ひび割れた土器に、穴をあけたもの。
紐を通し、補修したとされています。
煮炊き用だと液漏れしそうだから、
保存用でとられた方法かな。
旧石器時代から使われ、世界最古と
いわれる顔料「ベンガラ」。
それを入れていた小さな器。
ベンガラのパレットは貝殻。
ほんのり赤みを帯びています。
■その他いろいろ
館内には、貝塚からはぎ取った堆積物も展示されています。
貝殻、動物の骨などがあり、何を食べていたのかがよくわかります。
モリ、ヤスなど漁の道具、
タイ、フグの骨など出土品が並びます。
土製の耳飾り。
動物の骨で作ったヘアピン。 鹿の角で作った腰飾り。
腰につけた人骨が出土したとか。
【DATA】
所在地: 宮城県東松島市宮戸字里81-18
料金: 一般 400円、高校生 300円、小中学生150円
開館時間: 9:00〜16:30
休館日: 毎週水曜日、年末年始
ホームページ: http://www.satohama-jomon.jp/

次は、 里浜貝塚貝層観察館


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