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博物館の入口。
このモニュメントの正体は?
下を参照。 |
博物館に入ると、そこは
縄文の女神の館だった。
大小のレプリカがお出迎え。 |
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第一展示室は太古の世界や自然を
テーマとした展示が中心。
「ヤマガタダイカイギュウ」の
骨格模型が、この部屋の主役。 |
旧石器時代のひとたちの食糧でも
あったナウマンゾウなど、化石の
展示が充実。動物、昆虫、植物
などもたくさんありました。 |
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そして山形のひとたちが営んできた
文化がわかる第2展示室へ。 |
国宝展示室!
待望の”あの方”専用ルームです。 |
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国宝展示室中央に鎮座するのは、西ノ前遺跡より発掘された「縄文の女神」(^^)
縄文時代中期のもので、土偶のイメージが変わるほどのモダンなデザイン。
アップの写真では顔や胸元に石英の粒(白っぽい点)が見えます。
右の大きな写真 |
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薄さ際立つ上半身。
一方下半身はどっしりとしていて
模様の密度も全く異なります。
平たい十字型土偶に、別で作った
下半身を合体したという説に納得。
正面とは違った美しさがあります。
大きな写真 |
360度、うしろ姿もしっかり見えます。
後頭部には何か挿されていたらしき穴。
扁平で突き出た形のお尻は、中部地方で
みられるもので、同じく中期の長野県の
国宝「縄文のビーナス」も出尻です。
⇒ 縄文のビーナス(尖石縄文考古館) |
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土偶残欠がズラリ。
縄文の女神に似た土偶が多いですが
完成度は到底及びません…。 |
国宝に指定されたのは2012年。
土偶残欠も附(つけたり)として
国宝に指定されています。 |
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縄文時代晩期の土偶。
村山市、楯岡林崎分遺跡出土。
胴からぶら下がるような腕の土偶が
つくられたのは、後期以降です。 |
断面で、中空土偶だとわかります。
土器作りの技術で粘土紐をくるくると
巻いて、中を空洞にしています。
手の表現もよくみえておもしろい。 |
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こちらも縄文時代後期の土偶。
村山市、作野遺跡出土。
耳のツブツブ(刺突文)は耳飾り
らしい。鼻・顎・眉はメイクかな。
(シミやおひげではナイ(^^;)
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土で作った耳飾り。
縄文時代晩期。西川町、的場遺跡出土。
ファンの羽根みたいな模様ですが、
「うずの形」に何らかのパワーを
感じていたのでしょうか…。 |
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縄文時代晩期の岩版。
力強い渦巻がインパクトあり。
村山市、楯岡苗田遺跡出土。 |
縄文時代晩期の岩版。
下部にほのかな朱の跡が。
西川町、的場遺跡より出土。 |
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縄文時代後期の線刻礫(岩板)。
尾花沢市、原の内遺跡出土。 |
縄文時代草創期の微隆起文土器。
目を凝らすと粘土紐のあとが
かすかに見えるような…。 |
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縄文時代前期の深鉢型土器。
村山市、赤石遺跡出土。
左右交互に縄の模様がある羽状縄文。
ゆがみに手作り感があっていい~。
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縄文時代中期の深鉢型土器。
村山市、古道遺跡出土。
縁の渦巻と胴体の優美なフォルムに、
豊かな感性を感じます。 |
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弥生時代以降の発掘品展示もあります。 |
弥生時代後期の石包丁。
山形市、今塚遺跡出土。
稲作ならではの便利な道具。 |
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山形県最古の須恵器「はそう」。
古墳時代後期。山形市、嶋遺跡出土。
穴はなんのため?ココに竹などをさして
注ぐのに使っていたそうです。 |
子持勾玉
古墳時代後期。山形市、狐山遺跡出土。
古墳ではなく祀り跡から発見される
ことが多いアイテム。長さ7.4cmと
結構な大きさの勾玉です。 |
■霞城公園内その他のスポット |
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重文に指定されている山形市郷土館。
(旧済生館本館) |
山形城跡の本丸一文字門。
今後埋められている石垣の
復元工事がおこなわれるとか。 |
【DATA】
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