[ 南イタリアの古代都市・ポンペイ編 ]

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ポンペイの信仰と神々(その2)
〜フレスコ画がすごい邸宅〜

神々が描かれた邸宅のなかでも、特にフレスコ画が素晴らしい家を取り上げました。(★:特別展ポンペイでの撮影写真)
■秘儀荘
ポンペイでよくみられる神々の壁画といえば、一番有名なのは秘儀荘、秘儀の間の壁画。
絵は柱などを入れて壁面を立体的に見せる、第2様式に特徴的な構図。
信者のみが参加できる秘密の祭り「ディオニソス祭」の様子が描かれています。
正面の中央付近に、酔っ払いディオニソスと花嫁アリアンナ。
秘儀荘は入れないエリアが結構あります。
それだけフレスコ画もタイルも残ってると
いえるわけで。
アトリウム。
床のくぼみは雨水をためるための水槽。
水槽部分に屋根はありません。
秘儀の間の隣にある部屋。
右奥には、踊るサテュロス。 ワイン製造の圧搾機が発見された部屋。
レプリカが置かれています。
壁を平面的に分割、花があしらわれるなど
第3様式の装飾もみられます。
応接間のエジプト的な装飾。
中央に座るのはトト神っぽい。
ぺリストリウム(中庭)の壁は、シンプルなポンペイレッド。
■貝のヴィーナスの家
貝に運ばれるヴィーナスは、中庭にペリスティリウムに面する壁に描かれています。
ヴィーナスの両方にはニンフ。
左のニンフはイルカに乗っています。
右手には噴水と鳥の画。
左手は戦と農耕の神、マルス神。 中庭につながる通路。
赤、黄、白を基調とした壁画。
ギリシャ神話のレダと白鳥。
レダはスパルタ王妃、浮気性のゼウスは
白鳥になって近づきます。
第3様式のフレスコ画のある
青を基調とした部屋。
■ナポリ王子の家
小さな邸宅ながら、壁画の保存状態は
素晴らしいです。未公開ですが、たまたま
鍵を持った係の方がいて、少しだけみせて
いただきました!
庭園に面したニッチは、
バッカスとヴィーナスが描かれた
第4様式のフレスコ画。
アトリウム
有翼の獅子の足を持つ、大理石製の
テーブルがおかれています。
白地の外壁も統一感がありま。
柱の赤と黄のツートンが印象的。
★ライオン形3本脚付きモザイク天板テーブル

エルコラーノ出土、ブルボン朝時代に
テーブルとしてリメイクされたもの。
天板のモザイクは床にあったものを
大理石の板に取り付けられています。

次はファウヌスの家など 豪奢な邸宅(その1)

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