[ 南イタリアの古代都市・ポンペイ編 ]

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ポンペイの人々の食と社会(その1)

ポンペイの街全体で600以上の店や工房が発掘されていることから、住人は文化的な生活を営んでいたのが想像できます。遺構と出土品から、当時の人々の姿と価値観に思いを馳せます。(★:特別展ポンペイでの撮影写真)
■ポンペイのパン屋
ポピディウス・プリスクスのパン屋
窯と5台のひき臼が残っています。
ポンペイではこれまで30以上の
パン屋さんが発見されています。
★炭化したパン
ポンペイ出土。花の形はかわいいだけでなく、
焼く前に切れ目を入れてわけやすくしたもの。
★パンのある静物
エルコラーノ出土。パンが六等分なのは
家族構成を反映しているのかな?
■ヴェトゥティウス・プラキドゥスの家とテルモポリウム (居酒屋)
カウンターにはテラコッタ製のかめを並べて
食べ物や飲み物を保温していました。
カウンター奥の壁、祭壇に残る装飾。
5人の神々(家、商い、酒の神…)が
描かれています。
※テルモポリウムは2020年に新発見があったとか!
「ローマ時代のファストフード店」発掘、状態良好 ポンペイ遺跡(AFPBB News)
■サルスティオの家
紀元前180年ごろの古い家で、地震後宿屋に改築。
カウンターの奥に、アトリウムがあります。
テラコッタ(素焼き)の水道管。
■メルクリオ通りの居酒屋
大理石製のカウンターがある
メルクリオ通りの居酒屋。
奥には、4つのフレスコ画。
そのうちのひとつ「サイコロ遊び」。
酒場の賭け事はけんかが絶えなかったとか。
■メルクリオ通りの「噴水の家」
大きな噴水の家。
モザイクが見事です。
小さな噴水の家。小さいといっても
身分の高いお宅にあります。
■ステファヌスの洗濯場(フロニカ)
ステファヌスの洗濯場は、ポンペイの中で最も大きな洗濯場です。
もとは住居で、1階が洗濯の作業場、2階テラスは物干し用スペースに改造。
中央の水槽は、アトリウムだったものを貯水槽として転用しています。
貯水槽の影はひんやり気持ちいいようです。 隣は第4様式の壁画が残っている部屋。
建物の奥には、3つの洗濯槽と5つのたらいが
あるランドリールーム。たらいには尿を含んだ
液(これが洗剤!)を入れて、使用人が踏んで
油汚れを落としていました。

洗濯場の隣には、賄いを作ったと思われる
台所跡があります。使用人のほとんどは
奴隷だったといいます。

次は、ポンペイの人々の食と社会(その2)

プロローグ公共建築(フォロ)公共建築(浴場と競技場)信仰と神々(その1)信仰と神々(その2)豪奢な邸宅(その1)豪奢な邸宅(その2)人々の食と社会(その1)人々の食と社会(その2)番外:ヴェッティの家

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