[ 縄文探訪(青森・八戸と周辺編) ]

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あおもり土偶展(さんまるミュージアム特別展)(その2:岩偶、土器)

土偶以外にも縄文土器や岩偶などを展示。縄文土器や土偶はコレクションとして集結する機会がありますが、岩偶や石製品をここまで観る機会はそうないのではと感じました。
岩偶・石製品
岩偶(BC5000〜BC3000年)
北海道福島町・館崎遺跡出土
前期は土偶がほとんどなく、岩偶派が
多数。これは高さ37.1cmで日本最大。
うっすら線刻がみえます。

岩偶(BC2000〜BC1000年)
北海道八雲町・コタン温泉遺跡出土。
北海道だけにクリオネっぽい形?!
ひとの抽象化センスがスゴイ。
重文。
石隅(BC2000〜BC1000年)
青森市・上野尻遺跡出土
十字型ではなくX型。
お守りサイズです。
岩偶(BC3000〜BC2000年)
三内丸山(6)遺跡
ひと、なのかな。みつばちにも
みえる、珍しい意匠。
岩偶たち(BC5000〜3000年)
推定の時代は同じだけど、違う遺跡から出土
頭と手足のない形はまるでマドレーヌ。
大きな写真
三角形岩板(BC2000〜BC1000年)
青森市・近野遺跡出土
渦巻と同様に波の模様にも、なにか
あると感じていたのでしょうか。
岩板(BC1000〜BC300年)
むつ市・二枚橋(2)遺跡出土。重文。
時代が進んでも、波の形は健在。

石刀(BC1000〜BC300年)
むつ市・二枚橋(2)遺跡出土。重文。
晩期らしい、磨消(すりけし)縄文。
石棒のような、謎の形状。
石冠(BC2000〜BC1000年)
青森市・近野遺跡出土
冠型土製品(BC1000〜BC300年)
むつ市・二枚橋(2)遺跡出土。重文。
土器
縄文時代の早期から晩期後半まで、青森の1万年がわかる展示がズラリ。
深鉢型土器(BC9000〜BC5000年)
三沢市・根井沼(1)遺跡出土
早期ならではの尖底。

深鉢型土器(BC5000〜BC3000年)
北海道福島町・館崎遺跡出土
円筒土器の時代、はじまりました。
浅鉢型土器(BC3000〜BC2000)
三内丸山遺跡出土
中期のゴテゴテ感。いいですね。
深鉢型土器(BC3000〜BC2000)
つがる市・石上遺跡出土。重文。
こちらもなかなかの肉厚です。
深鉢型土器(BC3000〜BC2000)
つがる市・石上遺跡出土。
口縁部のS字のワンポイントが
しゃれています。
深鉢型土器(BC2000〜BC1000)
青森市・近野遺跡出土。
後期に入ると口縁部のゴテゴテが
なくなり、洗練されてきました。
台付土器(BC1000〜BC300年)
むつ市・二枚橋(2)遺跡出土。
晩期は、形のバリエーションが豊かに。
赤い杯型の土器、供物用なのかな。
注口土器、壺型土器(BC1000〜BC300年)
むつ市・二枚橋(2)遺跡出土。
いずれも亀ヶ岡文化の象徴、雲形模様が
施されています。

次は、八戸に移動して 是川縄文館(常設展示)


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