[ 縄文探訪(青森・八戸と周辺編) ]

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是川縄文館(常設展示)

是川縄文館は八戸市埋蔵文化財センターが運営する施設で、周辺の是川遺跡(晩期)や風張1遺跡(後期後半)から出土した遺物を中心に収蔵、展示しています。亀ヶ岡式を中心とした数々の縄文土器・土偶の芸術性の高さは、本当に感動ものです。考古資料というと石膏で補修された発掘品が味気なく所狭しと並べられていることもありますが、ここの展示空間、修復技術がまた素晴らしい。もはや資料館ではなくミュージアム。「是川縄文美術館」と命名すべきと思います!
直線的な幾何学模様があしらわれた、近代的な外観。
一足踏み入れると、そこは縄文芸術ワールド。
■土偶
国宝「合掌土偶」(縄文時代後期)
風張1遺跡。
順路の最終にある、専用の展示室に鎮座しています。
高さ19.8cm、幅14.2cmという小さな作品のためのショーケースに収められ、
360度の角度からくまなく鑑賞できます(^^)
斜め上から。
足の付け根に当時の修復跡、
アスファルトが残っています。
大きな写真
斜め上背面から。
背中、後頭部の装飾の丁寧な
仕上げもお見逃しなく。
大きな写真
正面から。出産の姿勢といわれますが、
なにかをお願いされているような錯覚に。
大きな写真
真横から。顔、体の薄さをみると、
板状からの発展形っぽさを感じます。
大きな写真
土偶(縄文時代後期)
風張1遺跡。重文。
土偶としては珍しいその姿から「頬杖土偶」と名付けられています。
左の大きな写真
遮光器土偶のパレード!
約束事(型)の中にも、意外とバリエーションがあるのが楽しい♪
土偶(縄文晩期)
是川中居遺跡。重文
結髪部分がなくなって器のよう。
わずかに赤の彩色が残っています。
目はアーモンド形。
大きな写真
土偶(縄文晩期)
是川中居遺跡。重文
こちらは体の上部が残っていて
精緻な装飾がみられます。
かなり大きい目をしています。
大きな写真
土偶(縄文晩期)
是川中居遺跡。重文
小さくてキュートな遮光器土偶。
土偶(縄文晩期)
是川中居遺跡。重文
遮光器的特徴をもちながら、
脱力系の土偶。
土偶(縄文晩期)
是川中居遺跡。重文

小さな土偶たち。
手頃なサイズ感、完成度から、
一般家庭のお守りだったのかも。
土偶(縄文晩期)
是川中居遺跡。重文
ちょっと強面で、色彩が残る
遮光器土偶。
大きな写真
土偶(縄文晩期)
是川中居遺跡。重文
結髪土偶。こちらも赤がしっかり
残っています。
大きな写真
■土器
深鉢型土器(縄文後期)
風張1遺跡。重文。
高さ31.5cmの大きな土器。
ミルククラウンのよう。
深鉢型土器(縄文後期)
風張1遺跡。重文。
高さ37cm。個人的には、
ベスト・オブ・ザ・風張。
大きな写真
深鉢型土器(縄文後期)
風張1遺跡。重文。
注口土器(縄文後期)
風張1遺跡。重文。
注口土器(縄文後期)
風張1遺跡。重文。
ハリセンボンのようにも見えます(^^;
注口土器(縄文後期)
風張1遺跡。重文。
上部が張り出したバージョン。
壺型土器(縄文晩期)
是川中居遺跡。重文。
大きな写真
土器(縄文晩期)
是川中居遺跡。重文。
あまり見ない細長い形の土器に工字文。
壺型土器(縄文晩期)
是川中居遺跡。重文。
縄文と磨消文の調和は、
ベスト・オブ・ザ・是川。
大きな写真
鉢型土器(縄文晩期)
是川中居遺跡。重文。
本体をほぼ縄文とすることで
口縁部の模様が引き立っています。
大きな写真
香炉型土器のバリエーション
■土製品
土製耳飾り(縄文後期)
風張1遺跡。重文
土製耳飾り(縄文晩期)
是川中居遺跡。重文
岩版(縄文晩期)
是川中居遺跡。重文
スタンプ型土製品(縄文後期)
風張1遺跡。重文
鐸型土製品(縄文時代後期)
風張1遺跡。重文
土鈴のような形だけど、
鳴らないのかな?
玉類(縄文時代後期)
風張1遺跡。重文
こんなに多くの小さな玉に
頑張って穴を開けました。
■漆
「漆」コーナー。
質、量ともにここまで漆が残る縄文コレクションを見たのははじめて。
Japan=漆、の原点をみた!
木胎漆器(縄文晩期)
是川中居遺跡。重文
木(トチノキ)をくりぬいて作った器。
漆の中でも赤色がお好みのようです。
漆塗り台付土器(浅鉢)(縄文晩期)
是川中居遺跡。重文
台の部分に透かしがあります。
大きな写真
樹皮製容器残欠(縄文晩期)
是川中居遺跡。重文
大きな写真
漆塗り櫛(縄文晩期)
是川中居遺跡。重文
お洒落アイテムこそ漆。
漆塗り注口土器(縄文晩期)
是川中居遺跡。重文
注口土器自体は数あれど、漆塗りは
貴重で特別なものだったようです。
漆塗り壺型土器(縄文晩期)
是川中居遺跡。重文
縄文部分に赤漆、磨消の部分に黒漆。
漆塗り壺型土器(縄文晩期)
是川中居遺跡。重文
漆塗り壺型土器(縄文晩期)
是川中居遺跡。重文
■遺跡
博物館から徒歩5分ほどのところに、復元された是川中居遺跡の竪穴住居があります。
【DATA】
所在地 青森県八戸市大字是川横山1
開館時間 9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日(ただし第1月曜日および祝日は開館)、祝日・振替休日の翌日(土・日曜日・祝日は開館) 、12/27〜1/4
入館料 一般:250円、高・大学生:150円、小・中学生:50円
※特別展期間中は特別展料金となります
URL https://www.korekawa-jomon.jp/

次は、是川縄文館(北の縄文世界展)


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