[ 縄文探訪(青森・八戸と周辺編) ]

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大湯環状列石

大湯環状列石は秋田県鹿角市にある縄文時代後期(約4,000年前)の遺跡で、2つの環状列石(野中堂環状列石、万座環状列石)があります。この2つは二重の環で外径は直径40m以上。列石の中に細かい配石も多く発掘されています。環状列石の用途は、複数集落による共同墓地とされています。
遺構からは土器や石器、土製品、石製品が出土しており、大湯ストーンサークル館で見ることができます。
八戸から約70km、いよいよと思ったら
熊が出たとかで遺跡が立入禁止に(涙)
そのおかげで大湯ストーンサークル館にて
たっぷり出土品の鑑賞することになった。
立ち入れなくても車道から万座環状列石を
みることはできました。

同、野中堂環状列石の全景。
こちらの方が近いです。
2019年9月にリベンジ!
電気柵などの改善策が施され、無事入場できました\(^o^)/
左の大きな写真
万座環状列石

サークル館前から縄文の森を抜けて
万座環状列石へ。
前回立ち入れず、残念な思いを
抱いていた見晴らし台に一目散。
万座環状列石には掘立柱建物が復元されています。
大きな写真(より広角なパノラマ写真です)
川から運んできたとされる石ですが、
意外にゴツゴツ石が多い印象。
円い列石の外に、方形配石列
線状に並べられた配石列。 五本柱建造物。
(近づけないのでズーム撮り)
野中堂環状列石
日時計状組石と環状列石。
(「日時計状組石」は、実際に日時計として使われていたのかがわかっていない)
大湯ストーンサークル館
万座環状列石の模型。 野中堂環状列石の模型。
野中堂環状列石の中心と万座環状列石の中心を結んだ直線上に、夏至の太陽が沈むポイントがあります。

太陽信仰というよりは、採集などの季節を知るための施設だったようです。
絶対に会いたかった土版。
どーもくんのようなかわいらしさが
ありますが、1〜5の数字と計算を
こどもに教えるものだったとも。
大きな写真
裏にも、3と4の刺突文が。
こういった神秘的なつくりも
縄文製品の魅力のひとつ。
深鉢型土器
※北の縄文世界展のページで紹介
スパッと切って焼かれた切断蓋付き土器。
模様は大湯式土器の典型「入組文」
(帯状に彫られた沈線内に縄文)
赤色塗料、ベンガラがよく残っています。
大きな写真
ベンガラのもと、赤鉄鉱。
(特に晩期、亀ヶ岡文化ではよく使われた)
注口土器。
口縁部の何か通すような穴が気になります。
沈線が複雑に入り組んでいて、
サイケな柄に見えます。
刺突文が多い土偶たち。
大きな写真
シンプルな瓢箪型の岩偶。
持ち運びできそうな小ささです。
趣向をこらした鐸型土製品がずらり。 キノコ型土製品も大量出土。
学校建設に伴う発掘調査で見つかった天戸森(てんともり)遺跡から出土された、
縄文時代中期の土製品や土器なども展示されていました。
土偶は逆三角形の顔立ちで、秋田周辺らしい(秋田美人!?)印象です。
【DATA】
所在地 秋田県鹿角市十和田大湯字万座45番地
東北自動車道 十和田IC から約15分
開館時間
  • 4月〜10月 9:00〜18:00
  • 11月〜3月 9:00〜16:00
休館日 11月〜3月の月曜日(月曜日が祝日・休日の場合は翌日以降の平日) 、12/29〜1/3
入館料 一般:300円、子ども:100円
※大湯ストーンサークル館
URL https://www.city.kazuno.akita.jp/kanko_bunka_sports/...
次は、こちらも環状列石のある
小牧野遺跡


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