[ 縄文探訪(青森・八戸と周辺編) ]

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北の縄文世界展(是川縄文館企画展)

北海道・北東北の縄文遺跡、特に世界遺産登録を目指す史跡からの出土品を中心に集めて展示していました。この夏に訪れた北の縄文遺跡たちの総決算としても、かなり楽しめました。本家の博物館や資料館を訪れた際に「貸出中で展示されてないじゃないか〜」と涙したものが、実はこちらに出張中だったというパターンもあり、歓喜の声を上げながらの鑑賞ともなりました(^0^)
<開催期間>2019年7月20日〜9月8日
夏休みの期間限定で、北海道、北東北の名立たる縄文遺跡の出土品がズラリと並ぶ。
通常の常設チケットで入れる太っ腹の企画展です。
大平山元(おおだいやまもと)遺跡、
約15000年前の土器破片\(◎o◎)/
草創期の土器片の中でも貴重な逸品!
一見面白みに欠けるこの小さなかけら。
縄文時代がはじまったころのもの。
(資料によっては縄文時代のはじまりが
約12000年前とありますが、秋田は
約15000年前としています)
移動に不向きの土器の登場は定住の証。
大きな写真

深鉢型土器(隆起線文系)
六ヶ所村表館(I)遺跡、
草創期(約12000年前)にここまで
美しい形状、装飾の土器があった!
几帳面に施された隆起線の上の方に
あるギザギザの不完全感と、口縁部
のフリル感がたまらんです(^0^)
青森県宝。
大きな写真
深鉢型土器(多縄文系)
八戸市櫛引遺跡、草創期
草創期というと隆起線のイメージ
ですが縄文ものもあり。縄目以外
にポツポツ模様もありました。
だいぶ早期に近そうです。
大きな写真
深鉢型土器(爪形系)
黄檗遺跡、草創期
断片をつなぎ合わせた土器の姿。
右向き、左向きの爪のあとを
交互に並べています。道具を
使わず、爪を立てるだけで
模様が描けるおもしろさ。
深鉢型土器(縄文早期)
八戸市長七谷地貝塚から出土。
早期のとんがりフォルム。
大きな写真
深鉢型土器(縄文早期)
八戸市田面木平(I)遺跡。
さまざまな時代、文明で、渦巻には
なにかパワーを感じるようです。
大きな写真
八戸市狐森遺跡の土偶(縄文早期)
頭が取れているのかと思いきや、
首のようなところが頭と超小顔!
東北で最古級の土偶。
大きな写真
足形付土版(縄文早期)
函館市豊原4遺跡
こどもの足形を粘土に残したもので、
親の墓から発掘されています。重文。
大きな写真
円筒土器(縄文前期)
北海道伊達市北小金貝塚
北東北〜南北海道で前期〜中期に
メジャーだった寸胴の土器。
土器破片とシカの骨(縄文前期)
北海道伊達市北小金貝塚
「送る場」として使われていた貝塚。
シカを葬るように、頭の骨を土器に
はさんだ状態で発掘されたそうです。
深鉢型土器(縄文中期)
岩手県一戸町・御所野遺跡
黒っぽいのは漆塗りです。
アスファルトと付着した土器片
(縄文中期)こちらも御所野遺跡。
天然のアスファルトは接着剤として
使われていました。(土器、土偶の
修復、矢じりと柄の接合など )
深鉢型土器(縄文中期)
北海道函館市・垣ノ島遺跡
いかにも中期なゴテゴテとした
豪華な装飾、とてもいいです。
青竜刀形石器(縄文中期)
北海道函館市・垣ノ島遺跡
実用ではなく、祭祀に使われたと
されています。北東北から北海道
にかけてにのみある独自の石器。
深鉢型土器(縄文中期)
北海道函館市・大船遺跡
日常生活用だからか形のゆがみが
大きくて、大雑把に感じる(^^;
家形石製品(縄文中期)
北海道八雲町・栄浜1遺跡出土。
縄文時代に入母屋造りの建物が
すでにあった!三内丸山にこの
屋根の復元建物があります。
櫛(鹿角製)(縄文中期)
青森県七戸市・二ッ森遺跡
シカの角で作った飾り櫛。
約5000年前のもの。
青森県宝
板状土偶(縄文中期)
青森市・三内丸山遺跡。
三内丸山遺跡からは大型からミニまで
板状土偶が出土。形は十字で統一でも
装飾はバリエーションがあります。
動物型土製品(縄文晩期)
北海道千歳市・美々4遺跡。
水鳥か海獣か…その正体はまだ解明
していませんが、ゆるキャラでも通じ
そうな愛嬌があります。重文。
大きな写真

現地では複製展示だった美々ちゃん。
ようやく本物を写真に収められました。
360度眺められる展示も魅力的。
体の前後に開いた穴の用途は?
大湯環状列石の日時計の模型と、
秋田県の出土品展示。

特に大湯環状列石の展示はかなり
ユニークなアイテム揃いでした。
以下、大湯が続きます⇒

鉢型土器(縄文後期)
大湯環状列石出土。
器の内側と外側に花のような模様が。
ほんとに縄文人作?と感動しきり。
他にはないようで「大湯式土器」と
言われています。秋田県指定文化財。
大きな写真

深鉢型土器(縄文後期)
大湯環状列石出土の不思議な土器。
口縁部の突起は中空とのこと。
この使いにくそうな形状、絶対に祭祀用。
古墳時代の子持ち土器を思い出しました。
大きな写真
台付鉢型土器(縄文後期)
こちらも大湯環状列石出土。
左の土器とテイストが似ていて、
大湯ブランドで展開したいくらい。
大きな写真
環状土製品(縄文後期)と足形石製品(縄文後期)
大湯環状列石は祭祀の場だったとされているからでしょうか、日常の道具でも
装飾品でもない、なにに使うのか不明な出土品展示が、他の遺跡よりも多い気が。
土偶(縄文後期)
北秋田市・伊勢堂岱遺跡
板状土偶の進化系というべきか。この地方定番のT型の目鼻立ち。
両手を広げて大地に降り立った感がある。秋田県指定文化財。
左の大きな写真
青竜刀形骨器(縄文後期)
北海道八雲町・コタン温泉遺跡
大きいので何の骨かと調べると
鯨の肋骨との情報あり。重文
釣針(縄文後期)
北海道八雲町・コタン温泉遺跡
これも骨角器。重文
赤彩注口土器(縄文後期)
北海道八雲町・
北海道と北東北にのみみられる
真っ赤なダルマ型土器。津軽海峡
を挟んで交流がおこなわれていて、
共通の文化圏と位置付けられて
います。北海道指定文化財。
大きな写真

男性形土偶(縄文晩期)
北海道千歳市・蘭越内別川付近
土偶といえば、女性の姿が多く
見られる中の男性像。石棒の
変わりだったのだろうか?
千歳市指定文化財
大きな写真
岩偶(縄文晩期)
北秋田市・向様田A遺跡
遮光器土偶に近い形の岩偶。
胸は誇張されています。
土偶(縄文晩期)
北秋田市・向様田D遺跡
是川の遮光器土偶に似た質の高さ。
赤い色彩も残っています。
岩版(縄文晩期)
是川中居遺跡
晩期は渦巻、雲形、波といった
曲線の装飾がとても多い印象。
石の線刻も例にもれず。重文。
浅鉢型土器(彩文)(縄文晩期)
「亀ヶ岡文化」の名の由来となった
つがる市・亀ヶ岡遺跡から出土。
黒色漆と赤色漆のバランスが絶妙。
青森県宝
壺型土器(縄文晩期)
是川中居遺跡。
縄文と磨消文の部分のメリハリが
芸術性をアップしています。重文。
大きな写真
壺型土器(縄文晩期)
是川中居遺跡。
赤のみの色づけと刻まれた雲形文。
重文。
大きな写真
鉢型土器(縄文晩期)
是川中居遺跡。重文
実用的なサイズ、形の器。
是川中居遺跡から出土した
縄文晩期のウルシの木が
展示されてました。

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