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[ 縄文探訪(青森・八戸と周辺編) ] |
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縄文探訪(青森・八戸と周辺編)
2019年夏は、北海道・北東北にある縄文スポットめぐりのプランを決行しました。なぜこのタイミングかというと、世界遺産登録されて観光客が押し寄せる前に、数々の史跡と国宝を含む博物館をおさえておこうと思ったからです。 縄文の国宝探訪シリーズは、新潟県・十日町の火焔式土器(⇒十日町博物館)、長野県・茅野の縄文のビーナス&仮面の女神(⇒尖石縄文考古館)、山形県・舟形町の縄文の女神(⇒山形県立博物館)につづく第4弾。ようやく北東北まで足をのばし、国宝合掌土偶のふるさと、青森県・八戸市へ行くことに。是川のほか、青森市の三内丸山、秋田の大湯、岩手の御所野など世界遺産登録候補地を押さえました。
この夏、結果的に青森には7月と8月の2回訪れました。いずれも伊丹ー青森便を使ったのですが、1回目は雨のため青森に着陸できず、函館から青函トンネル経由で青森入りしたため、1日目の観光時間がほぼなくなってしまう状況に。加えて、翌日に車で2時間かけて向かった秋田県鹿角市の大湯環状列石では、熊出没により遺跡に立入できないというショックな出来事まであり…。また絶対来るね!と思いながら青森観光を閉幕しました。
早々の翌月2回目訪れたのは、夏休み期間中さんまるミュージアム、是川縄文館で北の縄文出土品を集めた魅力的な特別展示が開催されていたからです。再訪の最大の決め手は「撮影可能」でした。札幌であえなかったホンモノの美々ちゃん(動物型土製品)も展示されているときいて、この機会を逃すわけにはいかない!とエアー&ホテル&レンタカーを手配したのでした。さらに、さんまるミュージアムの特別展には夏休み限定で青森出身の土偶たちが集結していて、こちらもなんとか最終日に立ち寄ることができました。いつか行きたいと思っていた青森に今年ようやく行けただけでなく、ひと夏に2度訪れることになるなんて。
北東北というと、まず思い浮かぶのは遮光器土偶に代表される晩期の亀ヶ岡文化。でも、各地の遺跡や博物館をめぐると草創期から後期までの出土品も結構見ることができます。ひとくくりで縄文1万年といってもその中で作られるものは変化もしていて、狩猟採集の時代といったまとまりでみている程度かなと。土器、土偶の変遷、特に表現の流行り廃れをみるのがなんとも楽しいです。 あと、青森は食事がおいしい!北の方というだけで濃い味付けのイメージをもっていたのですが、誤解であることが判明。海鮮が豊富で、地元ならでは料理も結構おいしい。よく考えたら、縄文時代の地層からも、魚介類の骨やら貝やらいっぱい出てましたね。特に八戸は観光地化されていない分予算もお手頃。昼は遺跡と博物館めぐり、夜は豪勢な食事と、思いっきり縄文リゾートできました♪
お盆には、予定していた函館〜室蘭の噴火湾縄文スポットめぐりも断行。北の縄文ざんまい、ほぼすべての目的を達成し、大満足の2019夏を終えたのでした。 これら3回の北海道・北東北の縄文めぐりではかなり写真が増えてしまいました。 第1弾は三内丸山と是川縄文館、そこで開催された縄文特別展をアップ、第2弾は3つの環状列石と郷土館をまとめ、2019青森、八戸周辺の縄文めぐりをひとまず完結しました。(やり遂げた感がすごい) 三内丸山遺跡 |
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