[ 縄文探訪(青森・八戸と周辺編) ]

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青森県立郷土館

青森市内、繁華街にほど近い場所にある博物館です。展示室は8つあり、考古・自然・歴史・民俗・産業などに関する資料が展示されています。その中で大高興氏の寄贈による1万点以上の考古(縄文時代晩期の)資料「風韻堂コレクション」は、郷土館の目玉のひとつです。(今回は時間の関係で、考古と風韻堂の展示室のみを鑑賞しました)
郷土館入口(新館)
旧館(旧青森銀行)と統一した
昭和建築風の建物。
まず向かったのは、風韻堂ルーム。
1階奥(旧館)の小さな部屋です。
風韻堂の命名と書は、棟方志功だそう。
遮光器土偶(県重宝)
三戸町八日町遺跡、縄文晩期。
身長は20cm、ツヤ感、表情、
(女性だけど)イケメンな土偶。
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土偶大集合
土地柄やはり遮光器が多いですが、
函館の中空土偶の流れにある頭部も
見受けられます。
赤漆塗り壺形土器(県重宝)
木造町亀ヶ岡、縄文晩期。
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赤漆塗り壺形土器(県重宝)
木造町亀ヶ岡、縄文晩期。
亀ヶ岡ブランドの漆塗りの土器。
鉢形土器(県重宝)
木造町亀ヶ岡、縄文晩期。
工字文には縄文が施されています。

南部町青鹿長根遺跡、縄文晩期。
くっきり工字文が彫られています。
磨き上げられ方もさすがです。
注口土器
十和田市高谷、縄文後期。
晩期にかけてよく見られるタイプ。
環状注口土器
青森市宮田、縄文晩期。
ドーナツ形の珍しい注口土器。
水鳥のようにも見えます。
鉢形土器
青森市宮田、縄文中期。
赤い彩色と口縁部の細工が見事。
浅鉢形土器
青森市三内、縄文中期。
かごを模したような珍しい土器
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香炉形土器
三戸町泉山、縄文後期。
宇宙人の顔タイプ(?)の
香炉形ですね^^
香炉形土器
五戸町上市川、縄文後期。
複雑な構造。実際の用途は不明と
いわれても、これは香炉っぽい。
切断蓋付き土器
青森市三内、縄文中期。
蓋のある赤い大木式土器。
儀式用でしょうか。

壺形土器
平内町槻ノ木、縄文晩期。
S字を波のように重ねた模様。
黒い艶もいい感じ。
2階考古コーナー。この部屋には縄文から弥生を展示、特に縄文は充実です。
(こちらにも風韻堂コレクションの展示があります)
狩猟文土器(県重宝)
八戸市韮窪遺跡、縄文後期。
弓と四足の動物が施されています。
東北の太平洋側〜道南に見られる表現。
大きな写真
尖底深鉢
三沢市根井沼遺跡、縄文早期。
草創期モノより尖ってます。
※貴重な草創期の土器は複製展示。
北の縄文世界展で実物を展示。

田子町原、縄文晩期。
工字文と乙字文(勝手に命名)のコラボ。
にんにくが名産の田子(たっこ)の出。
壷形土器(県重宝)
木造町亀ヶ岡、縄文晩期。
無地に艶やかな赤漆、ろくろがない
時代にこの美しいカーブ。完璧。
クマ型土製品
青森市三内、縄文後期
にわかにクマか?イヌか?と思う
形ですが、狩りの安全祈願として
作られていたと考えられています。

クマ型土製品
弘前市尾上山遺跡、縄文晩期。
晩期のクマは作りが丁寧に。
ずんぐり体に模様が入っています。
胴体にはツキノワがあるそう。
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手形付土製品(重文)
六ヶ所村大石平遺跡、縄文後期。
北海道、東北ではこどもの手形を
とった粘土板が出土しています。
1歳頃の手のサイズが多いとか。

手形を表現した土器底部
青森市三内、縄文後期。
Genesis の Invisible Touch
パッケージを思い出した。
実はオマージュ作品だったり^^
土偶(重文)
六ヶ所村大石平遺跡、縄文後期。
丸みのある三角顔、平たい体、O脚、
土偶展でも見た特徴です。
土偶(重文)
六ヶ所村大石平遺跡、縄文後期。
ちょっと離れているところにある、
多摩の土偶にもにています。
土面
羽黒平遺跡、縄文後期〜晩期。
懐中電灯を顔の下から当てて、
幸福そうな表情をしています。
風韻堂コレクション。
アスファルト付土偶
平内町槻の木遺跡、縄文晩期。
補修に度々使われたアスファルト。
首のところにあとが残っています。
土偶
青森市三内、縄文中期。
風韻堂コレクション。
土偶
青森市玉清水遺跡、縄文晩期。
妙に?人間味のある土偶です。
岩板
板柳町土井1号遺跡、縄文晩期。
上部には遮光器土偶に似た顔。
体はx(エックス)のような模様。
真ん中の線はおそらく正中

人物線刻石冠(県重宝)
青森市近野遺跡、縄文後期。
3人、逆コの字型に配置されています。
まるで象形文字のような図形だけど、
手足の指はしっかり5本書かれています。
大きな写真
土偶
鰺ヶ沢町大曲遺跡、弥生前期。
東北地方では弥生時代になっても
土偶が作られていました。
土偶
深浦町津山遺跡、弥生前期。
亀ヶ岡にあったゴテゴテ感がない
すっきりデザイン。
壷(重文)
外ヶ浜町宇鉄遺跡、弥生中期。
(B.C.100〜A.C.100)
上部に線刻、下部に縄文が
入っています。
把手付鉢(重文)
外ヶ浜町宇鉄遺跡、弥生中期。
線で区切った中に刻んだ縄文は、
まさに縄文土器の名残です。
台付鉢(重文)
外ヶ浜町宇鉄遺跡、弥生中期。
口の細い壷、足の長い鉢の形は
弥生らしさを感じます。
壷(重文)
外ヶ浜町宇鉄遺跡、弥生中期。
一見つるりとした弥生土器に見えます
が、表面に線刻と縄文があります。
大きな写真
【DATA】
所在地 青森市本町二丁目8-14
JR青森駅より20分
開館時間
  • 11/14〜4/22 9:00〜17:00
  • 4/23〜11/8 9:00〜18:00
休館日 12/29〜1/3 ※館内整理など別途休館日あり
入館料 一般:310円、高・大学生:150円(常設展)
URL https://www.kyodokan.com/

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